11/10/2013

大貫妙子さんの 鎌倉LIVE 2013 Pure Acousticに行ってきました。

11月1日金曜日
大貫妙子さんのアコースティックコンサートが約4年ぶりに鎌倉芸術館にて開催された。

最後にアコースティックライブを見たのは、大阪のホールだった。
あの時から、いつの間にか4年もの歳月が流れてしまっていたかと思うと
時が過ぎていくのが、本当に早いと感じる。

僕は大貫さんのライブの中でも、アコースティックコンサートが一番好きだ。
一曲目が始まるまでの緊張感や、演奏中の張り詰めた感じが、僕の日頃の雑な時間の流れ方とは正反対にある感じがするからだ。

弦楽器や、ピアノの演奏もそうだが、大貫さんが一つ一つの言葉を演奏に丁寧に紡いで歌う様が、まるで映画を見ているかのような感覚に陥るほど、曲の風景が瞼の裏に流れるからだ。

この日は大貫さんが育てている大切なお米を使ったお弁当が、大貫さんのご近所の料理屋さんが旬の素材を駆使し、添加物を使用せずに100食限定にて、ロビーで販売された。
普段会場オープン直ぐに行くことがない僕だが、この日はどうしてもお弁当が欲しかったので、会場のオープンと同時ぐらいに鎌倉芸術館に到着した。
すでに、何人かドアが開くのを待っているお客さんもいた。

お弁当と、本をロビーで買って、開演を待つことにした。会場では、お弁当を早速食べている人が大勢いたが、僕は今日の宿に持って帰って、じっくりと味わいたかった。

久しぶりのアコースティックライブ、生演奏の素晴らしさ。
2時間ほどの時間だったが、あっという間だった。
大貫さんも還暦とは思えないほどの声と存在感だった。

僕が感じたことは言葉ではうまく言い表せないので、ここに文字として書くことは難しいが、コンサートが終わって大船駅から藤沢駅そばのホテルに戻った。
部屋で楽しみにしていたお弁当をじっくりと味わって頂いた。



偽装偽装と、政治や食品、何から何まで偽装のオンパレードの日本列島であるが
この日の僕は、そういった嘘とは無縁の空間と美味しいお弁当を頂いて、とても幸せな気持ちでいっぱいだった。