1/21/2012

滋賀県立大学 人間文化セミナー「自然エネルギーによるまちづくり」高知県檮原町のお話しを聴いてきました。

こんばんは

寒いですね。
早く春が来て欲しいです。

所で、本日午後滋賀県彦根市の県立大学で行われたセミナー
「自然エネルギーによるまちづくり」にお伺いしてきました。

講師は高知県檮原町に2009年までの12年間町長をお勤めになった、中越武義さんです。

高知県檮原町は、四国の南西側に位置する人口4000人ほどの町です。

町全体のエネルギーの約3割を自然エネルギーで作り出し、最終的に全ての電力を風車を40基に増やすなどしてエネルギー自給100%を宣言している町です。

実は私自身、以前からこちらの町に行ってみたかったのですが、いかんせん滋賀からは遠い所です。

車?電車?飛行機? いったいどうすれば一番便利よく行けることが出来るのか、いろいろ調べているところ
今回のセミナーが県立大学で無料で行われ、中越前町長の約90分にわたるお話しを聴くことができ、こういった機会がありとても良かったです。

まちづくり、環境保全、等々現在の日本が抱える様々な問題に、山の中にある小さな町が
一貫とした目標をもって構築してきた結果、311以降の我々のひとつのモデルとなり得る方向性を垣間見たような気がしました。

中越さんが町長時代に凄まじい思いを持って、行動されてきた結果このような理想とされる
町が形成され、いま各方面から注目されていることは、そのお話しぶりからも
意識の高さがとても伝わって来ました。

なーんもせずに、部屋の中だけで、自然エネルギー推進論者はペテン師などと言い切る教授も世の中にはいらっしゃるようですが

私は、実際に行動して、それを理想から現実に変えて行く人間を信用します。
口先だけの人間がペテンか、それとも小さなことからでも世の中を素敵なことに変革していく人間か
あなたはどちらを信用しますか?



1/15/2012

dumb type 高谷史郎 新作クリエイション公開リハーサルに行ってきました。

お久しぶりです

あまりにも寒くて天気が良くない日が続くので、体調がもの凄く悪いです。

そんな中14日の午後、滋賀県立芸術劇場びわ湖ホールの中ホールで行われました
高谷史郎 dumb type新作クリエイション公開リハーサルの見学に伺いました。

今年の9月に同劇場にて公開される公演のリハーサルとなります。

キーワードは「反射と屈折ーreflection and refraction」と言う事で、クリエイションメモとして当日配布された資料から
下記抜粋です。

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今回の実験は、今を生きる我々は「イメージ」と「音」を如何なる方法で鑑賞するのか?
アナログからデジタルへ移行した結果、高解像度の音と映像を享受出来る現在、我々はどのような方法で
その意味を再発見できるのか?

かつて「美しい世界」を、ありのままに美しく見せるためにスピノザがレンズを磨いたように
我々は新しいテクノロジーを手に入れ、あらゆる瞬間を捉え、あらゆる細部を見ることが出来るようになろうとしている。

しかし、その利便性やリアルタイムなインタラクティビティーばかり強調され、それらの
技術が可能にするであろう、現実の本当の恐ろしいまでの「美しさ」を体験できる表現を未だに持たないのではないだろうか?
コンテンツ重視のメディアアートではなく、見た瞬間に衝撃を与えるような純粋な体験として、アートを捉え直そうとする実験である。
ーーーーーーーーーーーーーー

今回のリハーサルでは、超指向性スピーカーを利用しての実験が行われていました。
ステージ上に方向が可変出来る細長い超指向性スピーカーがLRで設置されていて
会場の観客席を囲むように前左右、後左右に合計4つの無指向性スピーカーが置かれていました。

それらのスピーカーで囲まれた中に今回入場した観客が座って作品を見る形となっていました。

リハーサルと言うことで、かなり指示等が入るリハーサルの公開かとも思っていましたが
現在びわ湖ホールで滞在して行っているリハーサルのまとめ公開の様な感じで、非常にクオリティの高いインスタレーションでした。

9月中旬頃に同会場にて公開となるそうですので、楽しみですね。

ダムタイプ OR





そうそう、私の見間違いじゃなければ、先日のリハーサルに下の動画の先生を初めて見ました・・・。

1/06/2012

あけましょう。新しい世界を。

新年明けました。

お正月はどのようにお過ごしでしたか?
家族とゆっくり、親戚とワイワイ。

色んな過ごし方があった事と思われます。

どうにもならないと思っていると、ほんとうにどうにもならなくなる。

昨年311の震災で、多くの方の命が犠牲となりました。
未だに深い傷を残したまま、時間はそれでも経過していきます。

西日本で暮らしていると、まるでよその国の事のように思えてしまうかもしれませんが
二度と同じ過ちを繰り返さないようにしていく事が、知恵を持った人間のあるべき姿ではないかと思います。

毎年暮れには温泉旅行の独り旅をしていますが、今回は見送りました。

代わりに大晦日に高野山に行ってきました。

JR西日本のトクトクきっぷ「冬の関西1デイパス」
このきっぷは大人2900円子供1500円にて、一日限定で関西圏の主な路線が乗り降り自由になるという
大変お得な企画切符です。

しかも、JRのきっぷとは別に、南海電鉄を利用した高野山までの電車などの諸経費もオマケに付いているのです。

しかも!!
なんと通常一日限定の利用ですが、12月31に利用する場合に限って、翌日のお正月1月1日も
JRの主な路線が乗り降り自由となるのです。

ですから丸二日間2900円で、JR西日本の路線が乗り放題となります。

長浜駅を6時半頃に出発して、大阪JR新今宮で南海電鉄に乗り換えます。
橋本駅で、高野山方面に向かう「天空」と言うビュー列車に搭乗します。
こちらの電車を利用する場合のみ指定券が余計に500円のみ発生します。
高野線 花鉄道「天空」
天空は橋本駅から、極楽橋駅までの約20km、標高443mの山岳区間を運行します。
車内は木をふんだんに利用した暖かみのあるデザインになっています。
窓からの景色が見やすいように、座席も窓側を見るように配置されています。

天空の終着駅 極楽橋駅で、こんどはケーブル電車に乗り換えます。

数分ほどで山頂の高野山駅に到着します。
高野山駅に到着すると駅前のバスターミナルで、高野山方面のバスに乗車します。
2900円の1デイパスにこちらのバスの乗り放題のチケットも入っていますので
なんだかとても得した気分に浸れます。

バスにて15分ほどで高野山の街の中心部に到着です。

1軒目、総本山金剛峯寺を見学しました。
大晦日と言う事で人もそんなに多くなく、とりあえず非常に寒い!!
この凍てつくような寒さが、聖山の雰囲気を増します。
大晦日なので、拝観料金も無料でした。
ここから先は写真撮影がダメなのですが、中の屏風とかとても素晴らしかったです。

 次は根本大塔に行きます。
青空と朱のコントラストが強烈でした。
雪が屋根から滑り落ちる度に、ざざっと音がしています。

そして最後は、奥の院に向かいました。
表参道の入り口からだと遠いので、奥の院の入り口の最後のバス停で下車して歩きました。

私の様な不浄の固まりの様な人間が、はたしてこんな所に入り込んで良い物なのか?
そんなおっかない気持ちで、参道を歩きました。

とても神秘的な空気感で、日本一の霊場と言われるのも納得でした。

寒さが凄すぎて、神経が集中出来ませんでしたが、お坊さんがたくさんいらっしゃいました。

ざざっと駆け足ですが、大晦日の高野山でした。