ラベル 京都 の投稿を表示しています。 すべての投稿を表示
ラベル 京都 の投稿を表示しています。 すべての投稿を表示

8/11/2025

上海からお客様二度目のご案内です。念願の初高校野球観戦での依頼でした。

6月に上海から来てくれた大学生のゲストさんですが
前回の話でぜひ夏休み中に念願の高校野球が生で見に来てみたいと話してくれていました。

ぜひその時はまた一緒に同行してほしいと言われていたのですが、てっきり社交辞令的な
会話かなと思っていました。

6月からそうこうしていると、ゲストさんからメッセージが入りやはり8月に高校野球を見に行きたいので、よろしければ一緒に来てくださいとの事でした。

私はびっくりしてまさか本当にまたお声がかかるとは思ってもいませんでした。
そこまで一回のご案内で、信頼していただいたのはとても嬉しかったです。

人間というのは2回目に行動にうつすか否かで本音がわかるものです。

喜んで引き受けました。

8月8日に京都方面は夜のスコールで電車などが遅れたようで、関西空港から
京都のホテルにゲストさんが到着したのは、すでにかなり遅い時間でした。
それも計算してこの日は夜ご飯を9時半から予約していたので、浴衣を着付けてあげてから
烏丸の居酒屋さんに遅い晩御飯に向かいました。
ずっとスマホで高校野球の生中継を流し見ながら一緒に晩御飯を久しぶりに食べました。
2回目になると一回目の緊張感もほとんどなくなり、有能なゲストさんはかなりの日本語を
短期間の間に覚えており、時折翻訳が必要なくらいに、基本的な会話は日本語でもできる感じになっていました。

明日は高校野球の観戦に行くので、この日は一次会だけでゲストさんの泊まるホテルまでお見送りして、いったん私の寝床のホテルに戻りました。

夕方からの午後の部を指定席でゲストさんがすでに予約してくれていたので
野球場へ向かいます。

初めて体験する生の試合の臨場感に非常に感激していた感じで、ご一緒させていただき
良かったなと感じました。

この日は私の望遠レンズも持ち出して、思い出の写真が撮れるようにしました。
テレコンバーターをかましていますが、なんとか充分スマホよりは全然キレイに撮れました。
京都に夜戻ってきて、最後の夜になるので、晩御飯は和牛のすき焼きを食べました。
帰りの阪急電車では私は居眠りをしていましまいました(笑)
非常に落ち着いているゲストさんですが、このすき焼きは個室だったせいか
いつも以上に沢山いろいろと話してくれていました。

しゃぶしゃぶよりもすき焼きの方が美味しいといってすき焼きをたくさん食べてくれて
よい思い出になり帰国してもらえるようで大変良かったです。

実はゲストさんから大変素晴らしいお土産を頂きました。
ゲストさんが6歳のときに書いた絵を、なんと私のメッセージを左に書き添えて、日本まで
ポスターケースに入れて持ってきてくれたんです。
私は、自分のホテルの部屋に帰って改めて、絵を広げて見ていると涙が出てきました。
どんな高価な品物よりも、ほんとうに嬉しかったです。
個人が分かる部分は消してあります。

自分の事を信頼して、そして約束通り本当に自分が書いた絵に私へのメッセージを筆で追記して
渡してくれました。

こんな素晴らしい事があるのでしょうか?
国籍や人種などまったく関係ない一人ひとりの人間同士の信頼関係や、人を思う気持ちが
本当に嬉しかったです。

この絵は、表装に加工してもらって、お軸にして大切にしようと決めました。
世界で一つだけの素晴らしいプレゼントです。


メッセージはこうです。

君子清風
 「君子のように澄んだ清らかな風」という意味。徳のある人物を風にたとえて称える言葉。
〇〇先生存念
   「〇〇(私の事)先生を想い、心に留めて(この絵を描き記す)」という意味。
乙巳夏月
     干支で「乙巳(きのと・み)」の年=2025年を指す。夏の月(夏頃)。
〇〇於海上
    「〇〇(ゲストさんの名前)が海上(上海の雅称)にて記す。」

22歳の若者が、こんなにも奥ゆかしい心のこもったプレゼントをしてくれたことが
私には本当に奇跡のようなんです。

一つ一つの言葉の選び方をとっても、なんと芸術的な感性をもっているのかと
驚きました。

私は現在日本が、外国人への排外的な雰囲気に包まれつつあることに
少し違和感を感じています。

このようにしっかりと日本の文化を感じてほしいと丁寧に誠心誠意向き合えば、
こんな素晴らしい青年と一期一会のご縁をいただき、年齢など感じさせない尊敬を私も抱くことができるのかと思いました。
こんなにも優れた感性の持ち主が今どきの日本人でもこの年令ではなかなかいないとおもいます。
外国の文化を尊重し、自分にフィードバックして、将来につなげる事は本当に素晴らしいと思います。
非常に優秀なゲストさんなので、将来素敵な道をきっと歩んでいかれると思いました。

私は早く表装したものが出来上がってこないか、わくわくしながら待つことにします。

人間の出会いを憎しみにすることも、こうしてかけがえのないものにすることも
人次第だとおもいます。

一回目のアテンドのときに一期一会の気持ちでご案内して本当に良かったです。

6/20/2025

体験型インバウンドの時代 — 上海の大学生と過ごした京都の一日

近年、インバウンド観光は「モノ消費」から「コト消費」へと大きく変化してきています。
訪日外国人観光客の関心は、買い物よりも「日本でしかできない体験」へと向かっているのを感じます。

そんな中、私がSNSで募集していた和文化体験に、中国・上海の大学を卒業したての男の子から参加希望の連絡が入りました。
卒業旅行の前に、「日本の本物の文化を体験してみたい」と連絡をくれたのです。

今回は、その一日についてブログに綴ってみたいと思います。


なぜ和文化体験を始めたのか

和文化体験の活動を始めたきっかけは、ここ数年、京都や浅草などで急増している外資系のレンタル着物店に対して、ある違和感を抱いたことでした。

そこを訪れる観光客、特に東アジアの方々が着ている着物が、日本人の私たちが日常的に接している伝統的な着物とはまったく異なる形で広がっているように思えたのです。

まるでテレビのコント番組に出てくるようなお殿様風の着物や、成人式さながらの華美な衣装が目立ち、「これが日本の着物だと思われたら、ちょっと違うな……」と。

もちろん短い滞在の中で日本文化のすべてを理解するのは難しいのですが、
「日本文化の根底にある“自然との共存・調和”という感性」に少しでも触れてもらいたい

そんな想いから、着物、和食、茶道、寺院といった“本物”の体験を届けるボランティアに近い形で和文化体験をスタートしました。


雨の日の京都を巡る一日体験プラン

ちょうど梅雨の時期でしたので、雨を想定した京都のルートを組みました。

* 昼食は祇園の落ち着いた和食レストランで季節の会席料理を。
* その後、建仁寺と青蓮院へ。静かな日本庭園と伝統建築、そしてお寺の空気感に触れてもらいました。
* そして締めくくりは、夕方からの茶道体験。実際にお点前を体験していただきました。
すべての体験の中に、季節感や季節を感じる部分をつど案内していきました。

参加してくれた彼は、中国でも指折りの大学を卒業したばかりの22歳の学生さん。
少し控えめな性格ながら、とても礼儀正しく、日本語は片言ながらも会話ができ、英語の発音からも高い語学力が感じられました。
わたしも外国人の知り合いが何人かいますが、ここまで礼儀正しく、躾や所作がしっかりしている人はなかなかいません。
22歳にして非常に誠実な雰囲気は彼の知性を感じました。


慣れない着物と草履、そして雨の日

当日はあいにくの雨模様で、慣れない着物と草履での移動は大変だったと思います。
それでも最後まで頑張って、一日を通して真摯に日本文化に向き合ってくれました。
夕方、ホテルに一度戻って着物を脱いだあと、夜7時に再び合流。
一緒にお好み焼きを食べて、楽しく一日を締めくくることができました。


 写真と感想

雨のため撮影枚数は少なめで、約370枚ほどでしたが、帰宅後にその中から厳選し、修正・編集して私のクラウドサーバーにアップロード。彼に送ったところ、すぐに「本当に素敵な体験だった」と感謝のメッセージが届きました。
こうして形に残る思い出を提供できたことが、私にとっても大きな喜びでした。

おわりに

今回の和文化体験を通じて、彼が少しでも日本の文化を理解し、
そして日本という国をもっと好きになってくれたなら、それだけで案内をしている意味があったと感じます。
憎しみやヘイトの忌まわしい言葉の応酬からはなにも生まれません。
たとえ個人一人だけでも、お互いの国の文化を知り、自分の知見を広げることが大切だと思います。


体験型インバウンドの時代に、ほんのわずかでも「日本文化の精神」に触れてもらえる機会を作っていけたら・・・
これからも、そんな想いでまた連絡がくれば案内をしたいと思います。

今回自分以外の他人に初めて着物を着付けましたが、思ったよりも難しく
次回からの改善点だと感じました。
帯が腰にずしっとある方が、やはり粋に見えますしね。
あと雨で着物はやっぱり大変ですね。濡れても良いような着物を選んでいきましたが
撮影の為にリュックサックを背負っているせいもあり、袖周りがくしゃくしゃになってしまいました。
それと、めちゃめちゃ疲れましたww



なんと今回の訪日から御朱印帳を始めたとのことでした!!すごい!

ちゃんと日本語で頼んでいました。素晴らしいですね。

雨で大変でしたがこんなに艷やかな写真が撮れたので良しとします。





文武両道の学生さんは体格もあり初めての着物ですがとても似合っていました。着物が雨でくしゃくしゃなのはお許しください・・・。

初めての茶道体験でした。

3/29/2025

観梅に京都・城南宮へ行ってきました。

今年の春の天候は不安定ですよね。
と言うようなことを毎年行っている気候変動となっていますが
梅が今年は遅かったみたいです。

寒い時期が比較的に多かったみたいですね。
そんな感じで3月の中旬から下旬にかけて観梅に行ってまいりました。

場所は京都の城南宮と大津の石山寺です。

まずは京都の城南宮さんですが
この日は春分の日の3月20日
午前中の早い時間に訪れましたが、結構な人で賑わっておりました。
お天気は良かったですが、この日は寒かったんです。
境内の梅も満開から葉を落とし始める感じで絶好の観梅日和でございます。
春は大島紬にピッタリの季節かと思います。近年の温暖化で早ければ5月頃から非常に暑くなりますので、3月から5月ぐらいまでは大島紬の出番かと思い
椿の葉に合うように緑色の西郷絣の大島紬に寒かったので、コートを来てでかけました。
季節感を感じたいのはやまやまですが、寒さにはかないません・・・。
半世紀も生きていると、近年のITやAiの効率主義やファイナンスキャピタリズムに
人間の生き方としての虚無さや非ロマンティックな感じに飽き飽きしてまいります。

近年外国や日本でいろんな文化や自然に触れ合うようになってから、季節の移ろいや
時間を自分なりにゆっくりと再生しながら残り短い余生を過ごすようにしようと心がけています。
この日はほんとうにお天気もよく、しだれ梅から落ちた梅の花びらと椿の景色に
うっとりしました。
たくさんの人がカメラを向けていたんですよ〜
この写真には写っておりませんが・・・(笑)
京都鳴海餅さんのいちご大福を買い求めて、帰りの新幹線で午後のおやつに頂きました。

城南宮さんには初めて伺いましたが、境内たくさんの椿や梅があり、人もそこそこ多いですが
大変美しい景色に癒やされました。