先週の土曜日、「矢野顕子さとがえるコンサート2012 〜清水ミチコとともに〜」 名古屋公演に行ってきました。
毎年暮れに開催されている、矢野さんのさとがえるツアーですが
なんと今年は、モノマネで有名な清水ミチコさんと同行してのツアーとなりました。
まあ、色物と言われがちなモノマネですが、世界中で真似される方のミュージシャンとそれを真似しているタレントが、一緒になってコンサートツアーを廻るというのも、なかなかあり得そうであり得ない企画だと思います。
それほど、矢野さんの懐は大きいと言うことですよ。
と言うことで、当日は少し早めの夕方5時からと言うことでしたので、急いで名古屋に車を飛ばしていきました。
今回開催された名古屋市民会館は、私が中学生の頃にブラスバンドの演奏でここの舞台に立ったことがあります。
私の母校は中部地区ではブラスバンドが強かったので、中日新聞さんの主催のコンクールの決勝大会だったと思います。
私の時は大ホールだったと思いますが、今回は中ホールの方です。
キャパシティは1000人ほどです。ほぼ満員の会場でした。
私が産まれた時と同じぐらいに出来たホールなので、かなり古いです。
ここから先の写真は、当然ですが、ありません。
会場は矢野さん用と清水さん用のピアノが向かい合わせに置かれる形です。
先ずは、矢野さんが数曲演奏されました。
近年の矢野さんの演奏は非常にリラックスした感じで、あまり緊張感が感じられないように演出されていますが、実際に演奏が始まると、そういった雰囲気とはうらはらに、気合いの入った演奏が繰り広げられます。
ツアーも終わったので、ネタバレしてもよいので書きますが
次に清水さんが出てこられました。お互いがユーミンのモノマネで、卒業写真を弾き語りされたり、矢野さんがケイトブッシュのモノマネで嵐が丘を歌われたり・・・。
出血大サービスと言ったところで、会場は笑いの渦になっていました。
清水さん、矢野さんのファンだったことは有名です。
番組の企画で知り合ってから、まさか一緒にツアーを廻ることになるとは、当のご本人が一番信じられないと思ってらっしゃるでしょう。
清水さん、相当ピアノを練習された感じが、聴いていても解ります。
矢野さんに比べると、それは話しにならないですが(特にリズム感)、
普通にあれだけ弾ければ、ピアノの上手い人で通る感じです。
彼女はさらに弾き語りでモノマネをレイヤーする訳なので、ある意味脳みそが分離していないとなかなか出来る芸では無いと思われます。
清水さんの才能なのでしょう。
矢野さんと清水さんが生み出したエンターテイメントの新しい形だと思いました。
会場が古くPAの音が少し小さいせいか、天井からの跳ね返りが少し耳障りだったのと、
いつも思うのですが、正直矢野さんの弾き語りのライブは、小さなホールで聴いたほうがよいと感じました。
ルッチプラザで聴いた時の、包まれる感じが大きいホールではなかなか再現できないと思います。
実は名古屋市民会館は前日に元夫の坂本教授がライブをしていたそうで、矢野さんもそのことをある意味ネタにして会場を沸かしていました。
ここまで吹っ切れるようになったのも、矢野さんが歳をとったせいなのかとも思います。
「変わるし」も歌われましたしね。
と言うことで、とても斬新な内容で、最後の最後までハッピーな気持ちになったライブでした。
矢野さんもですが、今回は頑張った清水さんに大きな拍手を送りたいと思います。
番外編で
名古屋大須で食べたランチ紹介です。
今回ランチで伺ったのは、御幸亭という洋食レストランです。
近年絶滅寸前の街の洋食屋が、まだこうした形で残っているのは、大型チェーン店に負けずに頑張って欲しいものです。
この昭和を思い出す、ショウケースがよいとおもいませんか?
メニューで選ぶよりも、私はこのショーケースをじっと長い時間眺めていたい方です。
一旦店に入りましたが、もう一度外に出て、ショーケースを確認します。
名古屋と言うこともあり、みそカツ定食をオーダーしました。
これで1250円です。
さくさくの衣で、お肉も柔らかかったです。
みそがあまりクドくなく意外とさらっとしていて、ご飯がすすみました。
向かいのテーブルではハヤシライスを美味しそうに食べているお客さんがいたので
心の中で、少し別けておくれよ〜と呟いてしまいました。
お店の中には猫の置物や、入口の自動ドアにも、クロネコのシールが貼っていたので
お店の方が猫好きなのは、確認できました。
またこのお店には行って、ほかのものを食べてみたいと思います。
と言うことで、ライブとランチの名古屋レポートでした。
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