こんばんは
11月に入って急に寒くなりましたが
みなさんお変わりありませんか?インフルエンザ、新旧併せて今年も要注意な状況が続いています。
気をつけたいところですね
さて先日の夜に大阪のサンケイホール・ブリーゼという所で行われた大貫妙子さんのライブに行ってきました。
今回のライブは恒例のアコースティック形式の最後となる貴重なライブでした。
理由は弦の金子さんが渡米されるとのことで、妙子さん曰く「彼女以外での弦は成り立たない。」と言う感じでした。
いつものことですが大貫さんのライブは恐ろしいほど静かです。
今回席も前から8列目のほぼど真ん中の席だったために非常に音響的には恵まれた席でした。(いつも端っこが多いw)
私のお隣には40代と思われる男性がいらっしゃいましたが、全く動かずにそして物音も立てずに真剣に聞いてらっしゃいました。
PAの音量もホールが小さいこともあり、ロックコンサートに比べると非常に静かな事もあり。
演奏中は咳払いや、携帯電話のバイブの音さえも耳障りになるほど本当にもの凄い緊張感がステージと会場に漂っています。
実は大貫妙子さんのライブは癒し系とかそんな甘いものではなく、私にとっては緊張の連続なんですよね。
演奏している方ももの凄い集中力で演奏されていますし、聞いている観客も本当に固唾をのんで聞いています。
拍手もピアノのダンパーを踏み終えるまで、そこまで皆さん集中して聞いています。
ある意味戦いですよ妙子さんのライブはw
一つ一つ聞こえてくる歌詞を私自身が丁寧に紡いで、バックの演奏が聞き漏れがないようにメチャメチャ集中して聞きます。
こんな聴き方をしているのは私だけなのか不安になりますが、今日昨夜の疲れがどっと来てしまいましたw
あの極限状態で2時間も歌い続ける妙子さん。
今回歌詞の飛びもなく、声も凄く出てました。
昔に比べ声が中域に移動している感じで、その分暖かみがある声に変わってきている気がします。
それはレコードでも感じます。
今回ギターに山弦の小倉さんが参加されていて、また今までと違ったアレンジでも聞けましたし
ギターを想定しての選曲も増えていたような感じがしました。
しかしあのバンドのメンバーをさらりと集めてしまえるのも妙子さんの力なんでしょうねw
ギャラも非常に高そうですが、もうそう言う問題じゃない域まで来ています。あの完璧な演奏は。
パネさんのピアノとか神ががっています。
妙子さん用に完璧に演奏されて、今までずっとピアノをパネさんにされてこられた理由がわかります。
あんなに軽々と優しいタッチで暖かい音を出せるのって凄いです。
やっぱライブって素晴らしいです。
日常の嘘やごまかしだらけのインチキ政治や、インチキマスコミとは全く対極にある
ごまかしのない音がそこにはありました。
こういった生(ライブ)で見せられてしまうと、如何に日頃の日常が私も含めてごまかしだらけかと
自分に問いかける時間でもありました。
93年のライブでこの時はバンド形式でした。コムデギャルソンの民族ワンピが似合っていますね。
「突然の贈り物」この曲の歌詞も含めて今の時代にはない広がりや奥行きを感じます。
名曲です。生で聞くと涙が出てきてしまいますよ。
昨夜もじーんときました。
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