11/05/2023

2023年白川郷と飛騨高山飛騨の里紅葉と下呂温泉ツアーに行ってきました+着物デビューの彼是

今年の三連休は何も予定を立てていなかったのですが、天気予報と紅葉の状況を見ているとけっこうなタイミングでよい紅葉が見られそうなので、急所安い宿を探して行ってきました。

今回は11月2日の夕方に地元を出発して、木曜日の夜は高鷲インターやひるがの高原に近いスキー客向けの民宿がまだ残っていたので一旦そこに宿泊しました。
宿の部屋からみた朝の高原の景色。心が和みます。
当日はどうも私一人だけの宿泊だったようですが、よる9時頃に到着すると親切なお父さんが出てきて、部屋に案内してくれました。
朝もお風呂に入っていいよと伝えていただき、一人なのにもったいないのに申し訳ない気持ちになりましたが朝もお風呂を使わせていただきました。

白川郷の駐車場は朝の8時からオープンになるので、ここは連休やこの紅葉シーズンなんかは駐車場が混雑するのはわかっておりましたので、宿をちょうど一時間前に出発して白川郷に向かいます。
白川郷駐車場は8時に入った段階ではまだ余裕ありました。

この季節の早朝なのでまだ朝靄がかかっており、天気は良いのですがきれいな青空になるまではもう少し時間がかかりそうな感じです。
茅葺きの屋根からは水蒸気が出ており、これはこれで幻想的な景色です。
白川郷自体には集落なので森の中のように紅葉した木がそこら中にあるというよりは
家や神社の周りに点々としている感じですが、こうした古風な日本の建築と合う気がします。
一時間半程滞在して、ここから次は高山市内に向かいます。
昼ごはんは予約していた高山市内のひだホテルプラザのレストランに昼食に向かいます。
実はここはじゃらんの体験割引クーポンが使えて、昼の飛騨牛ひつまぶしランチと
ホテルの高山温泉の大浴場のセットで5000円が半額の2500円で使わせてもらえるんですよ!
今どきお風呂なんかも普通に1000円取られる時代なので、非常にコスパの良いプランだと思いませんか?
ひつまぶしにはステーキも入っていてご飯は少なめですが、中年にはこれぐらいで充分ですね!
このあとデザートも付いてきます。

ホテルから眺める紅葉と雪が積もった北アルプス南部の山々
このプランのお風呂はほとんど人がいなくて貸し切りみたいな感じで使えます。
何回かこちらにこのプランでお邪魔しましたが、本当にゆっくりとランチの時間と入浴を体験でき、駐車場も無料なのでお気に入りです。

私はちょうど午前中白川郷を着物で散策していたので着崩れしていたのも直すのにも入浴できたのは助かりました。まあまた自分で着付けしないといけませんが、男の着物は簡単なので時間もかかりません。

実はここに来るまでに飛騨高山のりんご園の軒先で売られているお手頃価格のりんごを買いに果樹園を回っていたのですが、今年は目当てのシナノゴールドがどこに行ってもありません・・・・
しかもどの果樹園もりんごが小ぶりで話を聞くと今年はあまり良くなかったとか・・・。

去年凄く安くて美味かったので楽しみにしていたのですが、めっちゃ残念でした。

さて2時半ごろから飛騨の里に移動したのですが、なんとデジタル一眼で撮影したファイルをすべて消してしまったんです!(笑)
SDカードからスマホにファイルを転送しようとしたときに以前撮影した写真があったので、いらないファイルだと思い削除したらそのフォルダの中に今回の写真も入っていたのです・・・。
飛騨の里の風景の写真はかなりデジタル一眼で撮っていたので残念です・・・。

さてホテルの温泉の後にかなり着崩れしていた着物を直して、また着物で飛騨の里を散策します。

パッと見去年の時よりも時期が悪かったのか紅葉の要因が悪かったのか、去年と比較してあまり綺麗な感じでは無かったです。
もしかして一週間早く来ていたら森の中の紅葉などももっと綺麗な色づきだったのかもしれません。
いつも思いますが紅葉のタイミングはネットは中々実際の情報が手に入れにくいです。
個人のSNS情報の方がリアルタイム感があり、ベストタイミングは天気予報サイトなどよりもXやインスタ等の日付を見られる方が良いのと、長年の自然と付き合う感を目安に行くほうが良い気がします。
綺麗ですね~
さて、高校生以来の約30年ぶりの実質初めての着物デビューとなりましたが
色々と体験しないとわからない不具合や諸々の状況がものすごく身に沁みてわかります。

紅葉と茅葺きを背景に・・・。

困るところ・・・

★着崩れしてしまう。
色々と情報を参考に自分で着付けしますが、いかんせん教室や先生に習ったわけではないので、細かい部分のtipsみたいなのがわかっていないので、数時間動いているだけで襟周りの部分が着崩れしてきます。
今回は先程も書いたように昼食後にホテル温泉の更衣室で再度着付けしたので、なんとか大丈夫でしたが
特に襦袢の胸元がズレてきます。
★歩幅が狭いので歩くスピードが遅くなる。
着物は個人のペースで動くのではなく、着物に合わせて動かないと駄目ってどなたかが話していたのを聞きましたが、洋服やいつものように品のない大股で歩いていると途端に着崩れしてきます。足元も着物が乱れないように、ペンギンのように歩かないといけないので、いつもの感覚で歩けません。まあそれだけスローになるということですね。せっかちでいつも速歩きの私にはスローライフを経験した感じです。
ただ懸念していた草履のしんどさは、いつもフリップフロップに慣れているのか、感じませんでした。
★車の乗り降りがウザい。
まあこれは説明するまでもないです。車移動の時も慣れていないと煩わしいです。
しかも帯が腰の後ろにあるので、座るとアーロンチェアのランバーサポートのように直撃します(笑)
帯をくるっと回してお腹の方に移動させないと非常に腰に違和感が出ます。
★レギュレーションが多くて最悪「着物警察」に遭遇するかもしれない。
わたしもどこかでそうした視線や人に出会わないかヒヤヒヤしながら歩いていました。
自意識過剰かもしれませんが(笑)

ざっとこんなもんで、いわゆる慣れていないので余計にデメリット的なものを感じるのかと思います。特に着付けや着崩れの部分はそうならないようにちゃんとした人になにかの機会に教えてもらうと良いかなと思います。

今回着物で散策していて、良い部分もありました。

☆日本の美しい風景に良く似合うと思いました。
都会の近代的なビルで優雅にランチするときにもそれは別の意味で良いのかもしれませんが
やはり日本的な古い建物や、自然の景色等にマッチすると感じます。
☆とにかく外国人が見てきます。(良いところなのかは人によって違うと思いますが)
白川郷や飛騨高山などは外国人観光客に人気のロケーションで、円安もありものすごい数の外国人観光客がいらっしゃいます。普段は個人客団体客関係なく、すれ違いざまに洋服を着ている時全く視線を感じることはありませんが、着物を着ているとあからさまに視線が向かうことに気が付きました。ほぼガン見或いはチラ見されます。特に外国人の年配の女性などは非常に興味深い感じで笑顔を向けてこられるのと、比較的若い男性ももしかしてコスプレしてみたいのか、見てきます。
なんにせよ外国人観光客の視線は物凄いです。洋服の時が0ですが、着物を着ていると反転するぐらいに視線を向けてきます。おそらくこれは私個人に向けられている視線ではなく
建物や文化財的な感覚で、着物という「物」自体に向けてくる視線だと言うことがわかりました。どこぞやのバッグや財布等と同じ仕組みですね(笑)

着ている人はどうだっていいんです(笑)彼らは着物自体が異国の民族衣装であり
一つの文化財的な感じを抱いているので人に対して視線を向けるのではなく、着物自体に視線を向けるのです。
勘違いしてはいけません。
単に注目を集めたいから着物を着るのもそれはそれで有りかと思いますが、ここがポイントで彼らが見ているのは着ている「人」ではなく「着物」自体です。そこを勘違いして自分が見られていると思わないようにしましょう(笑)
まあこれは着物に限定したことではなく洋服でもそうですね。

☆個人的主観ですが、お店の人の対応が良くなる。
私はいつも普段着で海外も国内も旅行して、旅行だからといって着飾ることは一切しないタイプなのですが、今回行く先々の店やホテルで感じたのはいつも小汚い普段着とビーサンで行くのとフロントの人の対応や周囲の人の対応がこれも個人的主観なのですが、かなり違う印象をうけました。(個人的にそうした過剰な扱いは気持ち悪いので好きではありません。)

多分女性の着物の方はそこそこいらっしゃると思いますが、日本人で街ゆく人で男性の着物って中々いないとおもうんですよ。実際成人式とかそんな程度です。
京都なんかで着物を着てうろうろしている殆どが外国人観光客のコスプレレンタルが多いと思うんです。女性の着物姿よりも男性は少ないので余計にそう感じるのかもしれません。

☆着物に合わせた色使いのコーディネートの美的感覚が備わる。
西洋の洋服と違いブランドのロゴやパターンが文字で入っていたりしないので、伝統的な柄や、日本の歴史的な意味をもつ意匠の柄が入っています。

織りの中に入っている微妙な糸の色や、生地の風合いなんかも配慮して、洋服の色のコーディネートとは異なる美意識が必要とされる気がします。
そういった意味では規制や範囲が狭い中での日本人的なセンスが求められる気がします。
私は正直若い女の子が着る振り袖の派手な柄や色使いの着物は個人的に苦手だし嫌いなのですが、糸の色や風合いだけでも奥が深いと感じていますので、まさに日本的なミニマリズム精神に磨きがかかる感じがします。

☆中年のオッサンに見合った雰囲気が(良い意味で)増長され年齢的各種「粗」がマスキングされる。粗とはまさに体型やFreshとは違うMatureです。

話が脱線しましたが、そこそこ着物を着ても似合う年齢と体格になってきたので、デビューを決めた次第です。

以上長々と着物デビューの感想を超個人的な主観で書き綴りました。
あくまでも個人的な主観です。
何事もそうですが、人間はその人の本質的な部分が、見た目にそこそこ現れると思います。
特に体幹的な姿勢や様々な価値観や人種・多様性と向き合う「目つき」視線など。

さて夕方近くまで飛騨の里を散策したので、ここから今日の宿の下呂温泉に車で一時間かけて移動します。

下呂温泉と飛騨高山市内はこんな程度の時間で移動できるんですよ。
というのも三連休飛騨高山市内の宿は直前ということもあり全滅していました。
残っていたのは一泊5万円前後の宿が2軒ほど・・・・。

そこで周辺かつ自宅までの帰り道にある所&温泉地ということで下呂温泉の宿で破格の宿を見つけました。
泊まる場所はカプセルスタイルの寝床ですが、No Probremですよ!値段も驚くほど安くて助かりました!
ということで、夕飯は下呂温泉でお気に入りの居酒屋和みさんに開店直前に電話をして席を予約しました。
ここのホルモン鍋が大好きで、物凄いコスパ良いんですよ!大将もいつも元気で愛想もよく値段も良心的なので気に入っています。今回はホテルから少し離れていたため車で行ったためにアルコールが飲めませんでしたが・・・。
コラーゲンが鍋の出汁に溶けて最高!
湯あそびの宿 下呂観光ホテルさんですが、本来は三連休は一人数万円って感じの、高級なホテルなのですが、私の泊まったエリアはなんと数千円のカプセルエリアなのです。ビジネス街のそれとは違い若い男の子の友達二人組とかもいました。

しかしながら大浴場等の施設は共通で利用でき、なおかつ広いワーキングスペースや大きなテーブルや電子レンジや湯沸かしケトル等も常備されていて、凄く満足でした。
ホテル周辺も紅葉しています。
大浴場は露天よりも中にある内湯の方が下呂温泉のトロトロ感が感じられるので、風呂を上がる前には内湯に充分使って身体に浸透させてください。
早朝の下呂温泉中心部。朝靄で幻想的です。

ホテルの足湯コーナーです。午後・夜利用のみ。
と言うことで、一気に時間が過ぎて二泊三日の紅葉と着物デビューの旅でしたが
色々と気がつく所満載で面白かったです。

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