11/08/2012

お米を取りに収穫祭に行ってきました。

こんばんは

先日の土曜日11月3日に
今年植えたお米の収穫祭に和良町まで行ってきました。

当日は天気も崩れずに、半年かけて出来上がったマイお米(「マイマイ」と呼ぶことにします。)をいよいよ取りに向かいました。

思えば今年の2月に昨年ふるさと郡上会のイベントで出会ったこばけんさんのTweetを見て
こちらの和良町の米作りのオーナー制度に申し込みました。

311以降もそうですが、以前から私の中では食べることに関しての興味や関心が高まっていき、特に日本人にゆかりの深いお米を実際に自分の手で関わってみることによって
食べ物に対する感じ方が変化してくのではないかと思ったことがきっかけでした。

おかげさまで、今年のイベントには皆勤賞で、すべての行事に参加することができました。
岐阜県の山の中という、かなり遠い土地ではありましたが
それ故に、自分の周囲では感じられなかった感覚や、景色や、人との出会いなどもありました。

収穫祭当日のメインイベントは、地元の食材と新米を振る舞っての交流イベントです。
私の向かいに着座された各務原からお越しのご夫婦は「このオーナーさんたちはみんな良い人が多くて良かった。」とおっしゃっていました。
私も皆さんとはお話しできなかったですが、何回かこられている方は顔を覚え、挨拶やお話をすることもできました。

私のように一人で参加している方や、家族連れの方やご夫婦連れの方など
いろんな方がオーナーとして、お米作りを体験されました。

当日のメニューは和良のなかにある、レストラン・サンテのシェフ粥川さんにより用意されました。

どれも美味しいと思って話を聞くと、名古屋のホテルにて勤務されていたそうです。
特におどろいたのは、鹿肉を素材にしたシチューやカレーでした。
生まれて初めて鹿肉をいただきましたが、はじめはおそるおそるだったのですが
粥川さんの腕にかかり、全く臭みのないとろけるようなお肉がスパイスのきいたソースと絡んで大変美味しかったです。
ほかにも和良鮎を使った唐揚げや、お芋の天ぷら、おつゆだけでも何種類もあり
あつあつのお味噌汁などもご飯とあって美味しかったです。
座った席の周囲の方との話もはずみました。

食事が終わると、この地方で冬に飾り付ける、「餅花」作りをしました。
餅花とは飛騨地方等で新年に飾る縁起物のようなものです。

雪深い地方ではお花が冬にないために、葉の落ちた枝にお持ちを小さく千切ったものを
お花の代わりに装飾したもので、お花の代替として飾るようです。
そういえばどこかで見たことあったかも??
 餅花作りの際は、あれやこれやと、大笑いしながら楽しい時間となりました。

楽しい時間が終わりに近づき、今回のお米60kgを頂いて、車に積んでいざ長浜にかえりました。

まだ精米をしていないため食べてはないのですが、今のお米がなくなり次第早速食べたいと思います。

今回、和良の協議会のスタッフの方が色々な準備や工夫をこらしてくださいました。
正直、手間の方が大変だったと思います。
参加費も、おそらく普通にお米を買う値段とかわらないぐらいに良心的で
その中で、各日の準備や後片付けや企画等など、地域の方の手作りの行事という感じが
ひしひしと伝わってきました。

私はいつもひとりでの参加でしたが、ほかのオーナーさんたちやスタッフの方々が良い人に恵まれ、いつも楽しい時間を過ごすことができ、滋賀へ帰る道も幸せな気持ちでいっぱいになりながら、自分が少しでも手にかけたお米を頂けることを待ち望んでいました。

親戚などにお百姓さんがいない私などは、それぐらいに新鮮で特別な経験をすることができました。

こうした安全なお米が頂けるのもいろんな人の手が加わることと、自然環境が維持されていることが相互に作用した奇跡の結晶なようなものです。

あたりまえの用に食べている毎日のお米をはじめとする食べ物について、今後も無関心でいることのないように、感謝や疑問を持ちながら食と向かい合っていけるようにしていきたいです。

0 件のコメント: