三宝院のご住職の言葉で、「諸行無常」と言う言葉をお話しされていました。
衆議院解散がまだ確定してない時期でしたが、コンサートのあとに
今回の衆議院解散が発表されました。
諸行無常とは、最近お寺に関するお話しや本などを読んでいたりしていると
結構頻繁に出てくるキーワードなんですね。
諸行無常という考え方は、良くも捉えることができますし
どちらかというと、悪いことに利用される場合もあるような気がします。
日本は四季が明確です。
桜が咲くこともそうですし、秋にもみじが赤く染まっていくこともそうです。
ただ、その桜や赤く美しい紅葉も、ほんの数日で儚く散っていきます。
一人の人間の生命も同じで、一生の中で
子孫を繁栄して、年を老いて死んでいきますが、
人間として見てみると、それは同じ事の繰り返しようの様な気がします。
もちろん老いて死んでいくことや、樹木が散っていくことは時間軸の流れの中での
自然な行いであるので、(散っていく有様すら)おそらく美しいのではないかと思ったりもするんです。
高級車が最後スクラップになって廃車されていく様は、あくまでも人間の創造物故に、それは美しい事とは感じないですし
ことさらに、現在日本で行われている政治家による政治運営も、それは非常に不安定で
票のためならなんでもありで、
私の様な人間から見ていると、非常に醜い有様となってしまっている気がします。
かと言って人間の創造物が全て醜いというとそれは間違いで
なかには、EVERGREENなものもたくさんある訳なんですね。
金曜日の夜に、311震災シリーズ・大通寺御坊さんの、人生講座の講演会がありました。
前回原発問題での講義でしたが、今回は「縁」に関してのお話しでした。
「縁」がテーマだったので、私の様な浅はかな人間は、最近流行の絆的なお話しなのかと思っていたんですが・・・
ところがどっこい
講師の先生のお話しは非常に抽象的で、自分自身でもあっちこっち話しが飛んでしまいすいませんとおっしゃっていましたが
私は自分で言うのもなんですが、当日の会場では80%位理解できていたと思います( ^^)
今書いている時点ではかなりの部分が??と記憶が曖昧な部分もありますが・・・。
よきこころのおこるも、宿善のもよおすゆえなり。
悪事のおもわれせらるるも、悪業のはからうゆえなり。
因果に関しては、前回の原発のお話しの時にも少しお話しされていました。
今回の縁のお話しは、人と人とのご縁的なニュアンスよりも、自分が生きているうちの過去と未来に遭遇していく「業縁」のお話しでした。
そうした概念を今まで私は(仏教的感覚で)理解していたことがなかったので、今回の話しは結構目から鱗が落ちる感じでした。
昔の言い回しで書いているので、私の様なバカには難しく感じますが
内容は非常に面白いと言うと失礼ですが、深いと感じました。
と、私の話もあっちこっちすっとびますが
今日のタイトルは、ここ数日の各政党のなりふり構わない振る舞いをみて思ったことです。
震災の被害の方でまだ救済されていない方や、原発の被害が未だに続いている人の事を
あの震災後の、毎日テレビで流れていた時の、私たちのあのときの言いようのない感覚をもう一度思いだしてみて下さい。
決して遠い昔のことではなく、いまでも解決していない問題がたくさんあるはずです。
西日本に暮らしている私たちは、他人事と絶対に思わぬようにしたいです。
そう思うと、彼ら多くの政党の票取り合戦は、本当に醜い。
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