11/14/2012

五村別院さんで開催の原子力発電の講演会に行ってきました。

先日土曜日に真宗大谷派長浜教区坊守会主催で行われた
京都大学原子炉研究所助教の小出先生の講演会に行ってきました。

311以降原発関係のマスコミなどで小出先生の名前を全く知らないという人も少ないぐらいに、かなりの露出度でご活躍されていた方だったので、どういったお話をされるのか
実際にYouTubeなどでは動画はあがっていますが
生で聞いてみたかった事もあり、お話を伺いに出向きました。

まあ、専門家という事もあり、かなり言い切った感じで、スパスパと現在の原発震災の様子や、原発に関する矛盾点にかんしてお話をされていました。
中でも一番気にしてらっしゃった事は、子供の被爆の事です。
原発や放射能、そしてエネルギー問題や環境問題に、様々な考え方がありますが
少なくとも、あのようなどうしようも収束がつかない事故をおこし、事故後に暴かれ始めた原発の闇の部分を見聞きしていると、私のような素人さえも、なにか言いようの無い矛盾点を感じてしまわずにはいられません。
 お話は短い時間で、かなり大まかな部分をピックアップされていましたので
広範囲にわたって浅く広く的な内容でした。
ただ、どのぶぶんでも子供の被爆の事を力をいれて発言されていた事は、印象に深かったです。
 私的には、ウラン燃料を核融合させた後の、核分裂生成物の行き場のお話が印象に残りました。
それは、福島第一原発の爆発後の放射性物質の除去やがれき処理もありますが
通常の原発のなかで発生してしまう、放射性廃棄物の行き場にかんしてもでした。
クリーンで安全といわれ続けてきた原発も結局のところ、ウラン燃料のカスというか、核分裂生成物の押し付け合いが未だに解決している問題でもなく、いかに矛盾だらけの発電方法なのかということが解りました。

今後も原発関連の話題や問題に関しては、いろいろな部分でのお話が極力聞く事ができるように私自身注意して行きたいと思います。

私のブログはまれに電力事業者からのアクセスなどもありますが
無駄な検索をかけている暇があれば、とっとと事故のケツ拭いてこいと言いたくなります。かなり前には某事業連合会ドメインからの驚くような下品なキーワードでのアクセスもありました。
現在でも悲惨な生活を送っている人や動物や、周辺の多くの自然環境を破壊しながら
いまだに懲りない人も世の中にはたくさんいる事がよくわかります。
心が痛みますね。ほんとうに。

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