私のブログを見ている人は、「うろうろし過ぎだろ。」と思っている人も多いと思います。
私は死をいつも考えています。
いつ死ぬんだろうかと。
もしかして明日かもしれないし、運良く日本がなんとか良い状態で継続するのであれば
もしかして私も80歳ぐらいまで生きてしまうのかもしれません。
ただ、やっぱり自分が見ておきたいと思ったことや、感じたいと思ったことは、出来る限りやっておきたいと思う訳なのであります。
と言うわけで話しが脱線しましたが、今日は昨夜のクロマの超ハイテクノロジーパフォーマンスから一気に100年程遡るわけであります。
私は自分で言うのもなんですが、このなんちゃってタイムマシン感覚に自分の身を置くことが大好きです。
と言うことで、話しが脱線しないうちに解説行きます。
午前10時に会場の余呉町上丹生という集落に集合しました。
うー、貫禄というか、茅葺き屋根の古民家です。
写真はみんなで修繕中の写真です。
家の中はこんな感じになっています。
今回先生と言うか、指導をして下さったのは、山城萱葺屋根工事の代表山田雅史親方です。
凄く若い親方で、まあお弟子さんの前ではおっかないと思うんですが、私たちの前では
色々と親切に楽しく教えて下さいました。
上の写真は、萱葺屋根の断面図を手書きで書いて、説明してもらっているところです。
無くなってしまう萱葺文化を継続していこうと、ご実家の葦屋さんから、萱葺屋根の工事に携わるようになられたそうです。
こういった志の高い方はほんとうにカッコいいですよ。
昨夜のクリエイションでもそうですが、見ていて純粋にカッコいいです。
今って世の中ダサい物に溢れてるじゃないですか。つーか殆どがダサい。
悪趣味で、商業主義で、継続性がなく、直ぐに廃れてしまうもので溢れかえって・・・。
こうした普段お会いできないプロフェッショナルな方と作業が出来る事は光栄ですね。
今回は屋根ごと全部引っぱがすのではなく、壊れた部分を補修する方法です。
萱葺屋根と言うと、葦(よし)を真っ先に思い出しますが、こちらのお家はススキを利用していますので、ススキで補修します。
もともと80CMちかくあった萱葺が、半分ほどに減ってしまって、屋根自体が禿げて来てしまっているので薄い部分に継ぎ足していきます。
みるからに薄くなっちゃってる部分のススキを一握りほどづつ引っこ抜いて、
少し前にだして、その抜いた穴を手を押し込んで広げて、そこに新しいススキを植えていくような感じです。
ただですね。親方は綺麗にされるんですが、これがやはりまったく上手く行かないんでありますよ。
私の補修した部分が上の写真のたった1箇所ですが、これを植えていくのにめちゃめちゃ時間もかかるわ、上手く刺さってくれないのと、ススキの密度がスカスカになっちゃうんですよね・・・・。
お昼ご飯を食べて、午後もひたすらススキを植えていく作業です。
屋根の際の部分を、親方があーっと言う間に補修していきます・・・。
たぶん、これはイベントだから楽しくやってられるとおもいますが、
こんな使い物にならない弟子が入ってきたら、おそらくボコボコにされているだろうなと言うぐらいの、汚い仕上がりに、自分自身ちょっと嫌悪感に苛まれました・・・・。
なんだかんだで4時前に後片付けと掃除が始まり、参加したみなさんが完全にススまみれになりながら作業します。
マスクを持って行って正解でした。
もの凄いホコリでした。しかも午前中不覚にも半袖を着ていたために、腕の先の方がススキマケしてしまって、帰った今も少し赤く腫れています。
と言うことで、かなりハードな原始的アナログ作業で、汗をたくさんかきました。
結果下の写真の様になりました。
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ビフォアー |
上の写真は、今日の作業のまえの朝の段階の写真です。
下の写真は、過酷な作業を自己嫌悪な気持ちを抱きながら記念撮影している、作業後の屋根の写真です。
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アフター&記念撮影 |
と言うことで、帰って即行お風呂に入りました!!今日は、気分良かった!!
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