9/25/2012

BIAS社 SoundSaverを使ってみて・・・・。

前回LPをMacに取り込む(録音)するために、アナログレコード用のADコンバーターの投書をしましたが

その後何枚か取り込みしてきて使ってみた感じを書いてみたいと思います。

そもそも、iTunes等のダウンロード販売が一般化している世の中で、CDすら売れないというのに
アナログのLPをパソコンに録音する人など私を含め、ただの物好きかオタクかしかいないと思います。
まあ、アンチダウンロード派ですからね。私はww。

よって、一般世間では必要のないことなので、ネットを探してもなかなか参考になる記事が上がってこないこともあり、つらつらと書いてみたいと思います。

前回書いたように、どこまでの高音質でデジタル化するかによりますが
いかんせんお金が無いのと、割り切りが必要なので、24bit 96kに拘らずに
一万円ほどで購入可能なART社製のUSB Phono Plusを利用しています。

特にこの機器自体のおかしな欠点も今のところそんなに無いと思います。
ハイビット、ハイサンプリング出来ない点を除けば(値段が値段なので仕方がないです)、それよりも、ゲイン調整が出来たりローカットフィルターが付いているのが意外と高機能で重宝だったりもします。

そしてこちらに付属している(潰れた)BIAS社のソフトのSoundSaverが非常に使いやすかったです。
ただ、USB Phono PlusにバンドルされていたSoundSaverは正規のそれより若干ですが機能制限がありました。
まず。録音が44.1kに限定されてしまう。
ハードウェア側の仕様に依存するのかと思っていましたが、バンドルソフトではサンプリング周波数の変更が出来ないようです。

ちなみに。この後BIAS社のPeak LE 7を購入しましたが、こちらにバンドルされていた正規のSoundSaverは、そう言った制限もなく、48kでの録音や、私が別に使用している24bit 96KHzでの録音も認識してくれました。

他にも録音後のクリーニング作業のウインドウでのパラメーターも若干異なっていました。
ただ、無駄なエンハンサーや、ノイズリダクションをかけてしまうと
露骨に音質が変化してしまうので、私は殆どバイバスしていますから、このへんはあまり関係無かったです。

一気に録音した曲ごとのトラック定義のウインドウですが
ここが一番作業の時間がかかる部分です。なれると非常に早く出来るようになりました。
要は曲ごとの出だしと終わりを波形を見て、実際に音できいてポイントを定義して、分割します。
これがあるおかげで、無録音部分のプチプチの部分とかもバッサリ時間(波形)ごとカット出来ます。
あとは、分割して曲の数がアルバム通りに定義出来た後は、タグの自動入力画面があります。
アーティスト名と、アルバム名を入れるとCDDBに参照するのか、これじゃないでしょうか?と
該当するアルバムのリストとそれに含まれている曲数を表示してくれます。

この機能が非常に便利で、データベースに運良く参照出来れば、あとから曲名やアーティスト名や曲順などのタグをデータに打ち込むことなく
自動で定義してくれるのです。(素晴らしい)

ただ、CD化されてないような古いアルバムなどは意外とデータがあがってきません。
全く違うアルバムなどが候補に挙がってきてしまうので、それはキャンセルして、手動で後ほど入力します。

最後は書き出し画面にて、どのようなフォーマットで書き出すかを選択肢から選びます。
私の場合はWAVで録音したままのクオリティーで一旦書き出して、それをiTunesに放り込みます。
その後iTunes側にて、iPod用のAACに変換します。
まあ、こんな感じで昔のカセットに録音するのと同じ時間がかかります。
その後の波形編集などもあるので、それよりも面倒かもしれませんが
手軽にiPodやデジタルオーディオで聴くことが出来るようになると思えば、このぐらいの作業は
ありかなと思います。

それと、録音していて、まれにモニターの音がおかしくなってしまうときがありました。
瞬間的に音飛びしたように・・・。
針飛びかな?と思いましたが、どうもそんな感じのノイズというか音飛びではなかったので
私のパソコンがC2D時代のiMacと言うことと、録音時の同時モニターの出力を
もう一つのオーディオコンバーターのDAを利用しアウトしていましたので
一度に二つの外部USBコンバーターを使用していたためか、録音時だけは
アウトの設定をiMacの内臓スピーカーに変更したところ、そういった音の乱れは無くなりました。
編集の際はヘッドフォンで外部アンプからモニターしますから、またDAを通しての音出しになりますが、録音さえ無事にしてしまえば、あとはどうってことありませんから大丈夫でした。

私の探す努力不足かもしれませんが
Macでこういった一連の作業がほぼマニュアルを見ずに効率よくウィザードにそって楽に出来るソフトがおそらくあまりないと思います。
潰れてしまったBIAS社のオーソライズサーバーが幸いにも今のところ生きているので、利用することが出来ていますが
このソフトが使えなくなってしまうと思うと、ちょっとそれは不便かもしれません。
どなたか良い代替ソフトをご存じでしたり、別の方法でデジタル化してるよ!!と言う意見がありましたら、コメントして下さい。

ちなみに今使用しているMacOSはスノーレパードです。
Lion以降に上げる体力もこのMacには無いと思いますし、そもそも動かなくなるソフトがたくさんあるので、それはそれで困ったりも・・・・。

もう1台のMacBookでも同じ環境で使えるようにオーソライズはかけましたので
1台がクラッシュしてもまあ、当分の間は使えると思います。

と言うことで、古いLPやアナログソースをお持ちの方でMacに取り込んでライブラリに追加したい方は、是非楽しんでみてください。

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