12/01/2008

ハードオフと言う懐古主義

先日大垣に新しく出来たハードオフと言う中古販売店に行ってきました。

要はリサイクルショップの類なんですが
そこには主に電気製品でもAV(アダルトヴィデオではない)オーディオ&ヴィジュアルの商品から
楽器類が多く扱っています。

私がこの店をなぜ目玉飛び系の店に認定しているのかと言いますと
私の青春時代の懐かしいオーディオが中古として取り扱っているからなのです。

そこでふと思ったのが、アナログレコードプレーヤーを見て、なんだか凄く贅沢な商品だったんだって思いました。
今私たちがごくごく当たり前のように使っているiPod
CDのフォーマットを約1/10程にデータを圧縮して、その圧縮音源をいま私たちは当たり前のように聞いています。
デジタル化自体のアクションが、物事を断片的に切り取って抽出する作業なので
それ自体が既に圧縮と言えば圧縮なんですが・・・・。

まず中古の高級レコードプレーヤーがハードオフでも平気で6万円ほどで売っているんです。
と言うことは、未だに根強い人気がやはりあるのと、既に完全に生産が終わっている商品のために
程度の良い中古品には人気が出るのだろうと思います。

まずレコードって大きなLP版は、傷を付けないように慎重に取り扱う必要があるのと
両面に別れているので、片面を聞き終わったら、ひっくり返さないといけないアクションが発生します。
その他にもレコード盤を帯電から除去する拭き取り作業とか、針のコンディションの調整とか。

よくよく考えると、この無駄な作業が人間にとってのゆとりとか、そういう大事な部分だったんだろうって思います。

市場原理主義とか新自由主義のバグが表面化した今、大量生産とか、無駄な物を次々と使い捨てる時代が
ちょっと昔の商品に対して愛着をもって使用する時代に変化していけばなーってちょっと思いました。

で、結局当日欲しかったのはB&Wのスピーカーが売っていたんですが
やっぱ中古でも高かったです。
いま買うんだったらやっぱZeppelinでしょうかねw
私はハイファイ持っていますが、このZeppelinのサウンドも一度聴いてみたいですね。

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