11/24/2010

紙ジャケ リマスターと言う70年代生まれの私への商法

こんばんは〜
今日は、知り合いの方より、私の大好きなケーキを頂いてしまいました。
早速、夕食後に頂きました。

中の生チョコが非常にクリーミーでまろやかで、とても美味しかったです。
ありがとう御座いました。

所で、今日自宅に
新しく再発された、CDが届いていました。

Stephen Bishopの1stアルバム、Carelessです。
紙ジャケと仕様で、リマスターの限定版です。

紙ジャケというのは、写真にあるように
そもそも、昔のLPレコードはジャケットが紙で出来ていたので
ただ単に、それのマネで、CDの素っ気ないプラケースを、昔のLPの用に紙で模った商品です。
当然12インチサイズのLPレコードの大きさ約30cmと
CDの12cmとでは、大きさが全然違うのがおわかりだと思います。

現在私は37歳ですが、私の中学生まではこのレコードが主流だったんですね。

そして、リマスターと言うのは、再度マスタリングを施していると言うことです。
録音からメディアになるまでには
大まかに分けて、3段階の行程があります。

音楽好きな人も、この辺の録音のことが解ってない人もいらっしゃるので
凄く簡単に説明します。

まずレコーディングという作業は、マイクを使って、テープに録音する作業の事です。
ミュージシャンが関わるのは、この部分が一番大きいです。
一番初めの行程になりますから。

テープが昔は24チャンネル又は48チャンネルを一気に録音できるようになっていまして
現在は、デジタル録音なので、あまり関係ないですが
ようは、ボーリング場のレーンの数みたいなもんで、
それぞれ違う楽器を同じ時間軸で録音できるのです。
そうすることにより、次のミックスダウン、ミックスとも言いますがの作業の時に
別々に音量の調整や、左右のバランスや、リバーブや、その他のエフェクターを
それぞれ別にかけることが出来るのです。

そうして、録音した物を、色々調整してミックスダウンした音源は
最終的に、個人のステレオの左右の2チャンネルの音源に落とされます。

この最終にレコードやCDに回す作業のマスターを作る前の作業がマスタリング作業になります。

で、まあ昔の70年代のアナログ機材しか無かった時代の録音は、当然テープもふるいですし
CDなんて存在しませんでしたから、レコードが最終のメディアを前提としたマスタリングだったんですね。

それを、現在の出来る限りのデジタル技術で、音をよくしたものを
最近よく聴くリマスター音源とか、リマスター盤とか言うわけです。
ビートルズなどでも、よくこれらのリマスター盤というのはセールスポイントになっていますね。

ようは、私たちの世代以上の、音楽に小うるさい親父や、都会で音楽出版社勤務の小難しそうなオバさま
エディター等を対象とした、レコード会社の戦略の1つなんですね。

そもそも、CDが売れないと、大騒ぎしている中で、リマスター盤を買い直す人間って
本来音楽産業からしてみれば、一番大切なお客様なのですよ。

量産型音楽ばかり売り続けて、たんぼ道をヘルメット被って通学するような
田舎の中学高校生を騙すような音楽ばかり作ってきたしっぺ返しですよ。
そんな音楽を小さい頃から、レコード会社やテレビ曲から半ば強制的に聞かされてきた連中は
大人になって、結婚して、子育てなどで大変になったときに、もう音楽なんて
お金出してまで、聴いてくれませんし、買ってもくれませんよ。
コンビニの弁当しか食べてない人間に、高級レストランの味をわからせるようなもんです。
そう言った土壌を日本の音楽産業自体が作って来なかったから、当然この時代になって
CD売れなくなるのも仕方が無いでしょう。

えっと話しがまたぶっ飛びましたが

carelessはビショップの1枚目のアルバムです。

過去にも話題にしたかもしれませんが
チャカカーンやガーファンクル、クラプトン、ラスカンケル、リーリトナー、ラリーカールトン等々
まあメンバーも結構豪華です。

レコードで聴くのも良し、リマスターされたCDで聴くのも良しの
私のお気に入りです。
SACDをもっと、景気が良かったうちに、普及させておくべきだったのかもしれませんね。

今回のCDで私が持ってる前の音源と比較して、ローズ(エレピ)のアタックの音w(一般の人間には理解できない部分でしょうが。)などが粒だって聞こえるようになっていました。
やっぱ楽器をちょっとでもかじった私の様な37歳のおっさんは、こうやって
リマスターの音源を聞きながら「ローズのアタック音が心地よいよね。」なんて臭い事を語ってしまうもんなんでしょう。

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