11/27/2011

湖国で考えるこれからのエネルギー 若狭原発の危険性を見捉えて。シンポジウムに行ってきました。

まず

橋下大阪市長誕生おめでとうございます。


先日滋賀県が独自に作成した放射性物質の飛散予測図が公開されました。
これは以前から解っていましたが、非常に高い数値でもこんなに広範囲に被害が生じるのが解ります。
彦根の部分だけ何故か不自然に色が付いてないのですが、また例の方の仕業ですかww


と言う事で、土曜日は滋賀弁護士会の主催による原発のシンポジウムに行ってきました。
場所は野洲の駅のすぐ側にある、ホールです。
昼前に到着して、野洲駅の近くにある中国料理店で、担々麺のセットを注文しました。
生まれて初めて担々麺食べましたw
美味しそうでしょ?


と言う事で、さささと食事を済ませて、会場に向かいました。

会場のロビーには小電力発電機の展示がされていました。


初めて見たのは、この下の写真の商品で、実はこれも小水力発電機なのです。
非常に小型で、小さな溝などに浮かせて使用する事が出来るそうです。

写真の商品で数ワット程度の発電が可能で、常夜灯の電気などに利用出来るそうです。

小水力発電の設置は、水利権などの申請が非常に厄介などの理由で、なかなか大変とはきいていますが
将来的に色んな所で普及すると良いと感じます。
上の商品は守山の会社でスターエンジニアリングさんと言うところの商品です。


今回の講演は大きく3つの構成となっていました。

まず初めは、神戸大学名誉教授の石橋先生のお話です。
石橋先生は地震や地質などの先生で、まず日本は多くのプレートの上にのっかってて
いつ311のような大きな地震が起こっても、なんらおかしくはないと断言されていました。

そして、福井県に存在している多数の原発が活断層の上にあり、かつ老朽化や対策が不十分で
いつ福島と同じような事故が起こってもおかしくない状況と話されていました。

そして、放射性廃棄物使用済み核燃料などの処理も、非常に危険性が高いと話されていました。


お二人目の先生は東京大学名誉教授の井野先生によるお話です。
井野先生は、主に金属などの研究をされています。
金属劣化や金属設計などの問題による老朽化原発の危険性をお話しされました。

井野先生のお話は非常にマニアックで途中の専門的な部分はよく理解が出来なかったですけど
まあ、要はこういった金属の専門家からしても、長年にわたり金属部品の集合体のような原発を使い続ける事は
非常に高いリスクのある事だとお話しして下さいました。

第3部はパネリストをお迎えしてのディスカッションでした。
コーディネータをつとめられた井戸謙一先生は、彦根で弁護士をされてらっしゃいます。
元裁判官で、唯一の原発差し止め判決をだされた方です。

素晴らしい司会をしてくださり、今回のシンポジウムのキーとなられている事が感じられます。


今回資源エネ庁からも定光さんという方が来られていました。
彼は立場上ああ答えるしか無かったというような想像通りの展開となり、ある程度原発関連の知識を持っている市民からしてみると
彼の答える事は結構突っ込みどころがたくさんありましたが、今回のシンポジウムの主旨は
1つの考えを押しつける主旨ではないので、人選的には大人な人選だと感じました。

私が感銘したのは只野靖先生の話ですね。
初めて生で拝見致しましたが、とても芯のはっきりした方で、共感がもてました。


産業界の立場や、原発関係に従事する人や、原発の立地する自治体など
いろんな人間のいろんな感情はあるかと思いますが

今日お話しして下さった多くの先生は声を大きくして
NO NUKE
NUKE FREE
を訴えていらっしゃいました。

脱原発を宣言する理由というのは
私はどんな理由でもありだとおもいます。

原発推進者は原発の危険性での論議では論破しようがないので、
エネルギー供給の事や経済の事などそういった部分から推進を提言してきます。

私はおっかないから反対します。
自分の食べる食品や生活環境が破壊され
そして、日本の貴重な風土や歴史が汚されていくから反対します。

もうそれで、十分な理由だと感じています。

いままでマスコミが、「反原発=左翼思想」と言うレッテルを貼り、多くの国民に刷込をしてきました。

脱原発こそ、我々の暮らすこの美しい日本を、美しいままで引き継ぐ大事な運動だと感じます。

原発の日雇いで
放射能で被曝したおじさんが
虫けらみたいに弱るのを
都会の夜は黙殺する

私は知らない
人を救うすべを
私は知らない
なんにも知らない

私は知らない
きれいな未来を
あるのは泥のように
続いていく日々
泥の上に花を咲かすそのすべを
私は知らない

私は知りたい 

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