12/20/2012

矢野顕子さとがえるコンサート2012 〜清水ミチコとともに〜 名古屋公演に行ってきました。

こんばんは
先週の土曜日、「矢野顕子さとがえるコンサート2012 〜清水ミチコとともに〜」 名古屋公演に行ってきました。

毎年暮れに開催されている、矢野さんのさとがえるツアーですが

なんと今年は、モノマネで有名な清水ミチコさんと同行してのツアーとなりました。

まあ、色物と言われがちなモノマネですが、世界中で真似される方のミュージシャンとそれを真似しているタレントが、一緒になってコンサートツアーを廻るというのも、なかなかあり得そうであり得ない企画だと思います。

それほど、矢野さんの懐は大きいと言うことですよ。

と言うことで、当日は少し早めの夕方5時からと言うことでしたので、急いで名古屋に車を飛ばしていきました。

今回開催された名古屋市民会館は、私が中学生の頃にブラスバンドの演奏でここの舞台に立ったことがあります。
私の母校は中部地区ではブラスバンドが強かったので、中日新聞さんの主催のコンクールの決勝大会だったと思います。

私の時は大ホールだったと思いますが、今回は中ホールの方です。
キャパシティは1000人ほどです。ほぼ満員の会場でした。
私が産まれた時と同じぐらいに出来たホールなので、かなり古いです。
ここから先の写真は、当然ですが、ありません。
会場は矢野さん用と清水さん用のピアノが向かい合わせに置かれる形です。

先ずは、矢野さんが数曲演奏されました。
近年の矢野さんの演奏は非常にリラックスした感じで、あまり緊張感が感じられないように演出されていますが、実際に演奏が始まると、そういった雰囲気とはうらはらに、気合いの入った演奏が繰り広げられます。
ツアーも終わったので、ネタバレしてもよいので書きますが
次に清水さんが出てこられました。お互いがユーミンのモノマネで、卒業写真を弾き語りされたり、矢野さんがケイトブッシュのモノマネで嵐が丘を歌われたり・・・。
出血大サービスと言ったところで、会場は笑いの渦になっていました。

清水さん、矢野さんのファンだったことは有名です。
番組の企画で知り合ってから、まさか一緒にツアーを廻ることになるとは、当のご本人が一番信じられないと思ってらっしゃるでしょう。
清水さんの矢野さんに対する深い愛情が、矢野さんの心に響いた結果なのでしょう。
清水さん、相当ピアノを練習された感じが、聴いていても解ります。

矢野さんに比べると、それは話しにならないですが(特にリズム感)、
普通にあれだけ弾ければ、ピアノの上手い人で通る感じです。
彼女はさらに弾き語りでモノマネをレイヤーする訳なので、ある意味脳みそが分離していないとなかなか出来る芸では無いと思われます。
清水さんの才能なのでしょう。

矢野さんと清水さんが生み出したエンターテイメントの新しい形だと思いました。

会場が古くPAの音が少し小さいせいか、天井からの跳ね返りが少し耳障りだったのと、
いつも思うのですが、正直矢野さんの弾き語りのライブは、小さなホールで聴いたほうがよいと感じました。
ルッチプラザで聴いた時の、包まれる感じが大きいホールではなかなか再現できないと思います。
実は名古屋市民会館は前日に元夫の坂本教授がライブをしていたそうで、矢野さんもそのことをある意味ネタにして会場を沸かしていました。

ここまで吹っ切れるようになったのも、矢野さんが歳をとったせいなのかとも思います。
「変わるし」も歌われましたしね。

と言うことで、とても斬新な内容で、最後の最後までハッピーな気持ちになったライブでした。
矢野さんもですが、今回は頑張った清水さんに大きな拍手を送りたいと思います。

番外編で
名古屋大須で食べたランチ紹介です。
 今回ランチで伺ったのは、御幸亭という洋食レストランです。
近年絶滅寸前の街の洋食屋が、まだこうした形で残っているのは、大型チェーン店に負けずに頑張って欲しいものです。
 この昭和を思い出す、ショウケースがよいとおもいませんか?
メニューで選ぶよりも、私はこのショーケースをじっと長い時間眺めていたい方です。
一旦店に入りましたが、もう一度外に出て、ショーケースを確認します。
 名古屋と言うこともあり、みそカツ定食をオーダーしました。
これで1250円です。
さくさくの衣で、お肉も柔らかかったです。
みそがあまりクドくなく意外とさらっとしていて、ご飯がすすみました。
向かいのテーブルではハヤシライスを美味しそうに食べているお客さんがいたので
心の中で、少し別けておくれよ〜と呟いてしまいました。
お店の中には猫の置物や、入口の自動ドアにも、クロネコのシールが貼っていたので
お店の方が猫好きなのは、確認できました。
またこのお店には行って、ほかのものを食べてみたいと思います。
と言うことで、ライブとランチの名古屋レポートでした。


12/13/2012

ラヴィ シャンカールがお亡くなりになられたそうです。

こんばんは
先日NHKBSのニュースを見ていたらラヴィシャンカールさんがお亡くなりになったと言うことでした。
シタール奏者として、現在のロックや音楽シーンにも大きな影響を与えた人として良く名前が挙がる方ですが、残念なニュースではあります。
Norah Jonesのお父さんでもあり、アヌーシュカシャンカールのお父さんでもあります。
お二人の娘さん共に、優秀なミュージシャンとなり、お父さんの後を引き継いでくれることでしょう。



今年の春に発売されていたBonnie Raittの新譜ですが、遅ればせながら最近届きました。


このビデオは、そのNorah JonesとBonnie Raittがテネシーワルツを共演しているビデオです。

テネシーワルツと言えば、江利チエミさんが有名ですが、最近の腐った音楽シーンから比較すると、如何に昔の日本の音楽が「ちゃんとしていた」かがよく解ります。
アイドル一つとっても、私がまだ中学生頃までのアイドルは、非常にきちんと音楽的にも作られていたはずですが、いまの音楽シーンを見ていると、本当にひどい状況です。
新しいアルバムの中でPaul BreadyのMarriage Made In Hollywoodと言う曲をカバーしているのですが、

よくこの曲を選んでアルバムに収めたなと感心してしまいます。
しかしBonnieは63歳なんですね。
若い頃とさすがに声の質は変わってきていますが、それでもこの声量と張りがまだ存続しているというのは、素晴らしいと感じますし、なにしろ普通にBBAと言われる歳でストラトがこんなに似合うのは世界でも彼女において見当たらないです。

自分の母親がこんなだったら格好良かったな〜と感じる次第です。



12/12/2012

寺尾紗穂さんの名古屋ライブに行ってきました。

今月はライブ三昧です。

ようやくというか、遂にこの辺でも雪が積もりました。
日本海側はこの先数ヶ月天気が良くない日が続きます。

環境の事に自分が無関心だった頃は、嫌な季節だと感じていましたが、今はこの季節に積もる雪が山に染みこみ保水の源となることを思えば
里山に積もる雪も、それは私たちに欠かせない重要な役割なんだと思えるようになりました。

先日の土曜日に名古屋で行われた寺尾紗穂さんのライブに伺いました。
ライブと行っても、裏道の住宅街にある空色曲玉というオーガニックカフェでのライブです。
夕方の6時オープンで7時より開演です。
その日私は昼過ぎに栄の繁華街に到着して、買い物をしていました。
栄に車を駐めていたので、そこから千種にある会場まで、歩いて行きました。
歩いて20分位で、到着しました。
少し早く来てしまったので、駅前のミスドで寒かったこともあり、お茶を飲むことにしました。

空色曲玉は小さく可愛い空間で、靴を脱いで板の間に並んだ椅子に、席を確保しました。
膝掛けなども用意して下さっていたので、寒かったですが、カフェの中はとても暖かかったです。
会場の様子。
今年の夏に大阪であったライブに続いて二回目のライブです。
ピアノ弾き語りの非常にシンプルな構成で、彼女の息づかいやピアノのpp〜ffまでがダイナミックに伝わって来ます。
比較的小柄で、か細い風貌からは想像も出来ないような表現力で、彼女の歌の世界に引き込まれます。
今回、会場のPAはとても機材がシンプルというかチープというか、アンプにダイナミックマイクを繋いだだけのPAで、リバーブすらも一切ありませんでした。
部屋の残響も殆ど無く、少し歌いにくかったかもしれないと感じますが、その分ダイレクトな感じを受けるライブでした。

前回のライブでもJoni MitchellのA Case Of Youのカバーを歌われました。
カバーと言っても、ほぼ日本語訳したような歌詞でカバーされています。
A Case Of Youと言う曲は、歌詞が少しショッキングというか
人を愛しているという表現で、JPOPにありがちな、「あなたが大好き」でとか
なんの捻りもないチャットの様な歌詞とは違って

こういう例え方もあるもんなんだと、感じる曲です。
色んなミュージシャンもカバーしていますし、私も好きな曲です。

この歌詞の内容など、とても寺尾さんにマッチしていると思うのは私だけでしょうか?
彼女の歌詞は、所謂一般受けるするような内容ではなく、どちらかというと
かなりエキセントリックに感じる方が多いと思います。
彼女は根っからの文学人でもあるので、当然と言えば当然なんですが
ライブに来ている人たちも、どちらかというと、文系というか草食系というか、そんな雰囲気の、私よりも若い人が多かったです。
名古屋のお客さんはとてもおとなしいというか、演奏中はみなさん真剣に聞き入っていました。
アンコールでリクエストがあったのですが、みなさん若くて大人しいのか黙っていたので、私が厚かましくリクエストさせて頂きました。
この日は朝からとても風が強くて、今にも雪が舞ってきそうな寒い日だったのが印象的だったので、
この曲を歌って頂きました。

私は今の音楽制作が非常に厳しいこの日本で、彼女のような才能が出てきたことをおじさんながら嬉しく思っています。
彼女自身がこの才能を大切に、今後も音楽制作をしてくれることを願いたいです。
小さなライブハウスでの演奏でしたが、とても温まる気持ちで名古屋をあとに帰りました。

12/02/2012

「Ryuichi Sakamoto Trio Tour 2012 Japan & Korea」野洲公演に行ってきました。

こんにちは
とうとう師走に入りました。

かなり寒くなってきました。私は鼻炎風邪を引いたようで、鼻づまりと少し喉が痛んでいます。
皆さんも気をつけて下さいね。
インフルエンザの予防摂取は先週済ませてきているので、早く風邪が治って欲しいです。

所で、先日の土曜日滋賀県の野洲で開催された「Ryuichi Sakamoto Trio Tour 2012 Japan & Korea」に行ってきました。

坂本さんの公演は丁度二年前の福井で開催された大貫妙子さんとのUTAUツアー以来です。

前回のトリオツアーも行きました。
名古屋で開催された公演だったと思いますが、その時はファンクラブの友達がチケットを取ってくれたので最前列だったのですが、今回は前から5列目でした。
左ぎみの席ですが、3人の方々がよく見えました。

 会場のロビーには、写真の様なカーボンオフセットの証書や、グリーン電力の証書が掲示されています。
グリーン電力の証書です。
 俳優の吉永小百合さんた鶴田真由さん、スタイリストの祐真さん等々が名前を連ねています。
これから先の写真や録音は禁止なのであしからず・・・。
野洲の文化ホールは不思議なことに丁度1年前にも滋賀弁護士会主催の若狭原発のエネルギーシンポジウムで訪れておりました。
なんだか縁というか、不思議なもんですね。

野洲の文化ホールはお世辞にも新しい施設ではありませんので、座席のシートなども少しチープというか、古い感じです。
音響の事を考慮すると、びわ湖ホール辺りでの公演が相応しいと思いましたが、SRのモニターもターボ等ではなく、教授のお気に入りの「MUSIKELECTRONIC」社製のSRモニターが複数発積み上げられていました。
教授や他のお二人の返し等もおそらく同社製のスピーカーだと思われます。

会場的には、少し古めで音響的に難しい部分もあるかもしれませんでしたが、ツアー初日の御三方は非常に息の合った演奏で、初日とは思えないほどのクオリティーだったと思います。

当日はUstreamでのライブ配信も同時中継だったそうで、会場に来れない方はそちらも楽しみだったと思います。

実は最近発売されていたアルバム「THREE」を私はまだ購入しておりませんでした。
当日のライブ会場で販売されていることだろうと思い、購入の予定をしていたところ
なんと、今回会場のCD物販で教授との握手会のチケットが特典でありました。

これもとても嬉しいプレゼントです。
私はダウンロード音源を購入する事を極力控えています。
少なくとも、ダウンロード販売での音のクオリティーがCD以上の音質にならない限り。

パッケージ購入&ライブ入場者の特典として、ライブ会場で教授と握手して頂けるとは、これもダウンロード販売ではありえない特典ですし、さらにライブ会場に来た方限定となると本来の音楽の流通や聴き方のありかたを、再考する瞬間ともなりました。
と言うことで、握手券チケットを頂き、席に着きました。

余分なMCも殆ど無く、淡々と曲の演奏が続いてきます。
政治的なMCは一切無く、来年のNHK大河ドラマのメインテーマ曲を教授が担当することになったようで、世界初公開となったメインテーマ曲を演奏して下さいました。

女性のヴァイオリンが加わったことで、音の彩度が広がったというか、
教授のピアノも若い頃のような音数を詰め込んだ弾き方とはかなり変化していますので
幽玄な教授のピアノにジュディ・カンのヴァイオリンが女性らしい音で鳴ると言った感じです。
そこにジャケスの低音部が加わり、会場の音楽に観客の皆さんも静かに息の飲むように聴いておられました。
途中から教授のピアノに深いリヴァーブがかかり更にアンビエントな感じにもなりました。

2回のアンコールが終わり、握手会の列に並びました。
かなり長い列が出来ていたようですが、サイン会とは違い握手だけなので、順調に早く私の番が廻ってきました
いつも演奏中は非常に緊張感のある教授ですが、握手会では打ってかわってとても気さくな感じを受けました。
みなさん一言教授に声をかけていました。私も両手で握手をして頂き、「脱原発に向けて一緒に頑張ろう。」と返して下さいました。

次の選挙少しでも脱原発の議席が増えればと、選挙に向かわなければと思いました。
と言うことで、師走初日、とても寒い一日となりましたが、最高の音楽に恵まれ、暖かい気持ちになりました。

11/27/2012

谷汲山華厳寺に行ってきました。

こんばんは
3連休は如何お過ごしでしたでしょうか?

世間では選挙ムードとなっていますが、法事やなんだがありました。
最後の休みの日の午後から快晴の中岐阜県の谷汲山にある華厳寺に紅葉をみに行ってきました。

何度も華厳寺には行ったことがあります。
この辺は秋頃に伺うのが一番あっていると感じているのは私だけでしょうか?

長浜から比較的近いので、来年の紅葉時期に行ってない人は行ってみて下さい。

実は先週の日曜日にもみじ祭があったそうなので、その時期に行こうと思っていましたが
来ることが出来ずに、25日となってしまいました。

来るまではもう紅葉も散っているかな?と半ば諦めていましたが
意外や意外、まだ紅葉は綺麗にさいていました。

 駐車場は400円取られました。
まあ、拝観料金と思えば妥当ですね。日によって無料と有料があるっぽいです。
駐車場からお店が並ぶ参道を登っていくと、写真の様にどんどん紅葉が深まっていきます。

 実は、そんなに期待していた無かったと、思いつきで午後にドライブがてら出かけたので
カメラはXZ-1のみで撮影しました。
 電池も最後少なくなってきたのですが、無くなることはありませんでした。

 XZ-1を使っていて、不満点もあります。
マクロの切り替えがめんどくさいです。
それと、ホワイトバランスに癖があるなと、帰ってからiMacのモニタで確認するといつも思っています。

掲載した写真は全て、ホワイトバランスを修正しています。
オートでこうした所で撮影すると、かなり青みがかった写真になります。
人の肌も被写体としては苦手というか、のっぺりとしたファンデーションがのったような
肌の色になると感じています。(まあ、あまり私の場合人を撮影しないのでよいのですけどねw)
その他は、コンパクトカメラとしては画質も良い方だと思います。
ただ、これらはJPEGでの撮影なので、RAWで撮影して現像すれば、もっとよくなるかもしれませんね。
ただ、私はめんどくさがりなので、RAWでは殆ど撮影しません。
手振れ補正は言うほど強力ではないと感じます。
あくまでもオマケと考えて、シャッタースピードが遅い場合はしっかりと固定するか
脇を締めて構えた方がよいですね。

11/19/2012

諸行無常

先日の大貫妙子さんの高野山のコンサート
三宝院のご住職の言葉で、「諸行無常」と言う言葉をお話しされていました。

衆議院解散がまだ確定してない時期でしたが、コンサートのあとに
今回の衆議院解散が発表されました。
諸行無常とは、最近お寺に関するお話しや本などを読んでいたりしていると
結構頻繁に出てくるキーワードなんですね。
諸行無常という考え方は、良くも捉えることができますし
どちらかというと、悪いことに利用される場合もあるような気がします。

日本は四季が明確です。
桜が咲くこともそうですし、秋にもみじが赤く染まっていくこともそうです。
ただ、その桜や赤く美しい紅葉も、ほんの数日で儚く散っていきます。
一人の人間の生命も同じで、一生の中で
子孫を繁栄して、年を老いて死んでいきますが、
人間として見てみると、それは同じ事の繰り返しようの様な気がします。
もちろん老いて死んでいくことや、樹木が散っていくことは時間軸の流れの中での
自然な行いであるので、(散っていく有様すら)おそらく美しいのではないかと思ったりもするんです。
高級車が最後スクラップになって廃車されていく様は、あくまでも人間の創造物故に、それは美しい事とは感じないですし

ことさらに、現在日本で行われている政治家による政治運営も、それは非常に不安定で
票のためならなんでもありで、
私の様な人間から見ていると、非常に醜い有様となってしまっている気がします。


かと言って人間の創造物が全て醜いというとそれは間違いで
なかには、EVERGREENなものもたくさんある訳なんですね。
金曜日の夜に、311震災シリーズ・大通寺御坊さんの、人生講座の講演会がありました。
前回原発問題での講義でしたが、今回は「縁」に関してのお話しでした。



「縁」がテーマだったので、私の様な浅はかな人間は、最近流行の絆的なお話しなのかと思っていたんですが・・・
ところがどっこい
講師の先生のお話しは非常に抽象的で、自分自身でもあっちこっち話しが飛んでしまいすいませんとおっしゃっていましたが
私は自分で言うのもなんですが、当日の会場では80%位理解できていたと思います( ^^)

今書いている時点ではかなりの部分が??と記憶が曖昧な部分もありますが・・・。

よきこころのおこるも、宿善のもよおすゆえなり。
  悪事のおもわれせらるるも、悪業のはからうゆえなり。

因果に関しては、前回の原発のお話しの時にも少しお話しされていました。
今回の縁のお話しは、人と人とのご縁的なニュアンスよりも、自分が生きているうちの過去と未来に遭遇していく「業縁」のお話しでした。
そうした概念を今まで私は(仏教的感覚で)理解していたことがなかったので、今回の話しは結構目から鱗が落ちる感じでした。

昔の言い回しで書いているので、私の様なバカには難しく感じますが
内容は非常に面白いと言うと失礼ですが、深いと感じました。

と、私の話もあっちこっちすっとびますが
今日のタイトルは、ここ数日の各政党のなりふり構わない振る舞いをみて思ったことです。

震災の被害の方でまだ救済されていない方や、原発の被害が未だに続いている人の事を
あの震災後の、毎日テレビで流れていた時の、私たちのあのときの言いようのない感覚をもう一度思いだしてみて下さい。
決して遠い昔のことではなく、いまでも解決していない問題がたくさんあるはずです。
西日本に暮らしている私たちは、他人事と絶対に思わぬようにしたいです。

そう思うと、彼ら多くの政党の票取り合戦は、本当に醜い。

三重県名張市にある赤目四十八滝に行ってきました。

こんばんは

先日の日曜日に三重県名張市にある、赤目四十八滝に行ってきました。

事前に紅葉情報を調べたつもりでしたが・・・・。
朝の6時に長浜を出発して、途中昼の弁当や休憩を入れて訳3時間後の9時頃に到着しました。
私が到着した頃は車もまだ渋滞せずに下の写真のオオサンショウウオセンターに一番近い駐車場に駐めることが出来ました。
こちらに来るまでに何軒か駐車場がありますが、どこで駐めても800円ぽかったので
こちらの一番近い駐車場まで突き進みました。
車を駐めて直ぐの所に、赤目四十八滝の入口とも言えるオオサンショウウオセンターがあります。

こちらで入山料300円を支払って、滝に行くことになります。
こちらの写真では綺麗に紅葉しているように見えますが・・・・。

うーん
先日の大雨のせいか、殆どのモミジとか葉っぱが散っていました・・・・( ^^)
 この日は少し曇りがかった空で、風がふくと少し肌寒かったです。

 おそらくあと一週間早ければ、綺麗な紅葉が見られていたのかもしれません。
ただ、人はやはり紅葉狙いの観光客が多かったです。
朝早い時間はまだそんなにでもありませんが、帰りの折り返し以降はわんさか人がやってきます。
 胸にツアーのラベルを貼った人や、あからさまにこう言った所に来るような感じの出で立ちではないような人までが、わんさかお昼以降やってきていました。
 写真を撮影されるのなら、平日或いは早朝でしょうね。

私たちのようなスナップ程度で撮影している人もいれば
本格的に三脚を持って来て、撮影しているカメラマンもいました。
やはり滝の写真をシャッター速度遅くして撮影する場合は、三脚必須ですしね。
通り道や、川の水面や川底には、落葉したもみじやその他の葉っぱがたくさんありました。

これから冬を迎える自然の準備というか
毎年毎年同じ事を繰り返していくその持続性というか、不変性というか
そういったものは自然でもそうですし、人の世界の信念というか、有様とと言うか
どこかの政治家や政党などのように、選挙となるところっと言うことが転換する嘘つきとは違い、力強いです。
私も来年40になりますが
嘘つきの顔というか、嘘つきの目というか、そういったものが感覚的になんとなく解ってくるようになりました。

特に実際にあった時の身体から放たれるなにかで、胡散臭そうな人間は何となく解るようになってきました。

11/14/2012

五村別院さんで開催の原子力発電の講演会に行ってきました。

先日土曜日に真宗大谷派長浜教区坊守会主催で行われた
京都大学原子炉研究所助教の小出先生の講演会に行ってきました。

311以降原発関係のマスコミなどで小出先生の名前を全く知らないという人も少ないぐらいに、かなりの露出度でご活躍されていた方だったので、どういったお話をされるのか
実際にYouTubeなどでは動画はあがっていますが
生で聞いてみたかった事もあり、お話を伺いに出向きました。

まあ、専門家という事もあり、かなり言い切った感じで、スパスパと現在の原発震災の様子や、原発に関する矛盾点にかんしてお話をされていました。
中でも一番気にしてらっしゃった事は、子供の被爆の事です。
原発や放射能、そしてエネルギー問題や環境問題に、様々な考え方がありますが
少なくとも、あのようなどうしようも収束がつかない事故をおこし、事故後に暴かれ始めた原発の闇の部分を見聞きしていると、私のような素人さえも、なにか言いようの無い矛盾点を感じてしまわずにはいられません。
 お話は短い時間で、かなり大まかな部分をピックアップされていましたので
広範囲にわたって浅く広く的な内容でした。
ただ、どのぶぶんでも子供の被爆の事を力をいれて発言されていた事は、印象に深かったです。
 私的には、ウラン燃料を核融合させた後の、核分裂生成物の行き場のお話が印象に残りました。
それは、福島第一原発の爆発後の放射性物質の除去やがれき処理もありますが
通常の原発のなかで発生してしまう、放射性廃棄物の行き場にかんしてもでした。
クリーンで安全といわれ続けてきた原発も結局のところ、ウラン燃料のカスというか、核分裂生成物の押し付け合いが未だに解決している問題でもなく、いかに矛盾だらけの発電方法なのかということが解りました。

今後も原発関連の話題や問題に関しては、いろいろな部分でのお話が極力聞く事ができるように私自身注意して行きたいと思います。

私のブログはまれに電力事業者からのアクセスなどもありますが
無駄な検索をかけている暇があれば、とっとと事故のケツ拭いてこいと言いたくなります。かなり前には某事業連合会ドメインからの驚くような下品なキーワードでのアクセスもありました。
現在でも悲惨な生活を送っている人や動物や、周辺の多くの自然環境を破壊しながら
いまだに懲りない人も世の中にはたくさんいる事がよくわかります。
心が痛みますね。ほんとうに。

初めての精米。

こんばんは

先日の土曜日に収穫したお米の精米をしてきました。
玄米で頂いたものを、白米にする作業です。

生まれて初めての精米なので、ちょっとドキドキします。
 田舎ではどこにでもあるコイン精米機です。
実は御百姓さんが親戚にいない私は、この機械の意味がつい最近まであまりよく知らずに生きてきてしまいました。

知っている人に事前に使い方はだいたいは聞いておきました。
 既に私の順番の前には使っているご夫婦がいらしゃいましたので
親切にやり方を教えてくださいました。

 機械左横にある、お米投入口に玄米をだぁーっと入れます。
 コインをいれて、ご希望のボタンを押します。
七部はわかりますが、標準と上白の違いが不明なまま
上白のボタンを押してしまいました。
どなかたご存知の方がいらっしゃいましたら、教えてください。
まずは一袋30kgを精米してかえりました。

出てきたお米ははじめは少し温かいんですよね。

まだ前のお米が切れてないので、はやく新米が食べたいと思い帰りました。

11/13/2012

「高野山 音まんだらコンサート 大貫妙子&小倉博和」に行ってきました。

こんばんは 各地から紅葉の知らせも届く中

昨日11月11日(ポッキーの日だそうです。)に高野山 三宝院表広間にて開催されました
「高野山 音まんだらコンサート 大貫妙子&小倉博和」に行ってきました。

実はこちらのイベントを知ったのは今月に入って直ぐでした。
しらせを知った夜中の二時頃にメールにて三宝院さんに直ぐに席の予約を入れました。

幸いなことに最近多忙だったスケジュールの私は11日がオフの日だったので、こんなチャンスを逃してはならないと直感しました。

おそらくちょうどこの頃は高野山の標高ぐらいは紅葉ですばらしいことになっている。
その紅葉のなか、しかも寺院という特別な空間で、大貫さんと小倉さんのコンサートが聞けるということに開催前から、胸が高鳴りました。

ということで、いつものようにレポートに進みます。
昨年の大晦日のパリパリに凍った高野山に伺ってから、なんと一年以内に二度も高野山に伺う事になったのも、おそらく何かのご縁なのかもしれません。
ここ最近お寺づいております。私です。やはりお釈迦様と同じ誕生日でお寺の孫の血が騒ぐのでしょうか(笑)

当日はあいにくの小雨模様でした。
電車での6時間近い移動時間で軟禁状態だった私はバスからおりてすぐの三宝院さんに少し早くお邪魔いたしました。
高野山駅からのバスで一緒だったお二人組の女性も大貫さんのコンサートにいかれるようで、美しい景色をバックに写真の撮影をお願いされました。
美しい景色にはやはり美しい女性お二人はお似合いでした。
私がいうのもなんですが、大貫さんのライブに来られる女性は、とてもオシャレな方が多いと感じます。
受付時間まで少し時間があったので、寺院のお庭を見学させていただきます。
まあ、到着時から言葉を失うほどの色とりどりの色彩の美しさと、寺院の佇まいに
言葉を無くしてしまいます。
ただただ、奇麗や美しいといった表現以外に見当たらないというか。
こちらの三宝院さんは、宿坊もされているそうです。
大きな流しやお風呂などそういった施設も少し見えました。

時間があれば、今回もこちらの宿泊プランを利用したかったのですが、
月曜日はどうしても仕事があったために、今回は日帰りでの参加となりました。
 今回のコンサートの経緯は、10月にこちらの会場で開催された
うつわ祥見主宰/祥見知生(しょうけん)先生のイベントがあり、そのときにゲストとしてこられていた大貫さんに、祥見先生を通じお声掛けをされて、開催まで一ヶ月ほどの時間しかなく普通ではまず現実不可能なライブが、実現となったそうです。
細かい経緯は三宝院さんのブログで解説されてます。
2時からチェックインが行われ、3時の開演までの間、器展を拝見させて頂きました。

会場では祥見先生が器展のご案内をされていて、私は昨年松本では拝見することができなかったので、こちらの器展も楽しみにした事をお話させて頂きました。
ばたばたとライブの入場や準備でお忙しいにも関わらず器に関して丁寧にご案内してくださり、私のような器の素人にもとても親切に案内して頂き正直感激しました。
祥見先生を拝見するのは松本以来二度目だったのですが、初めて拝見したときもとても誠実なお話をされていて、大貫さんと信頼関係があるのも納得と感じました。
私は、ことし自分が手にかけた新米をどうしても特別なお碗で頂きたかったので
今回京都の作家さんの器を購入させて頂きました。

開演までの時間寺院の中を少し拝見させて頂きました。
お部屋の障子を開け、庭を見るとまるで絵に描いたような景色が飛び込みます。
もう、ほんとうにほんとうに奇麗なんです。
今年は紅葉の当たり年という事で、私は御岳、黒部峡谷、そしてこちらの高野山の紅葉を見る事ができました。
それぞれ見るたびに人として生まれた事、地球に生まれた事、そして日本に生まれ育った事を感謝しながら自然のすばらしい芸術に酔いしれるばかりでした。
 標高の高い山での紅葉やこうしたもみじ等の紅葉、様々な植物にそれぞれの個性の色づきがあります。
またその色づきは、周辺の環境との調和でさらに美しくなります。
コンクリートの建物では絶対に味わえない、歴史ある寺院との色彩のコントラストはこれから始まるコンサートをさらにわくわくさせてくれました。
 コンサートの会場は、したの写真のように畳のお部屋にお座布団をしいて頂き
足の痛い方には窓際のいす席も準備されていました。
今回も前から二列目のお座布団の席を準備して頂き、しかもモニターのちょうど真ん中の席だったので音も最高に良かったです。

3時よりお寺のお坊様とご住職による御勤め法要がありました。
普段正座は自分では強いとおもっていましたし、前日土曜日に虎姫の五村別院さんで
京都大学原子炉実験所の小出先生の原発講演会を伺ったときも、本堂でのおざぶとんでの着座だったので、座布団には自信があったんですよ。
ところがところが
法要も10分ぐらいで終了なのかな?とおもいきや、1時間にわたってご住職が法要をしてくださいました。
非常に有り難いことなのですが、想定外の長時間の正座に途中少し足が痺れました(笑)
まあ、修行が足りないという事です。
ただビリビリに痺れてたてなくなる事はありませんでした。

その後いよいよコンサートに入りました。
まずはギターの小倉さんが出てこられまして、ソロで3曲ほど演奏されました。
その後大貫さんが登場で「あなたと思うと」を歌われました。
開催までの短い時間で、予定を変更して小倉さんも来て頂いたそうです。
なるべくこのコンサートにあわせたセットリストや、ギターとのアレンジ等など
流石にそこはお二人とも日本のトップミュージシャンです。バッチリです。
以前山弦とのツアーがありましたが、そのときの事を思い出しました。
いつものマニュピレーターの男性も後ろで小倉さんのアレンジを支えています。
小倉さんは最近フレーズサンプリングによるループ伴奏でとても実験的なんだけども
壊しすぎない美しいギター演奏を聞かせます。
今回、やはりというか、あまり恋愛の歌が無かったんですね。
いつものライブで必ず出てくるような鉄板ソングがなかったです。
おそらく特別な空間での曲選びとアレンジの関係だとは思いますが
そのおかげというか、普段のライブではなかなか聞く事ができない宮沢賢治に関する曲などを歌ってくださいました。
東北の方言で歌われた曲を聞いて私は少し泣きそうになりました。
その後お二人で方言のすばらしさについてもmcされていました。
ほかにも赤とんぼも歌われたと思います。
演奏曲は書き留めていた訳ではないので、間違っていたらごめんなさい。
畳の部屋のすぐ横にガラス戸の向こうには紅葉が見えていて、おそらくこんな環境で大貫さんのライブを見れるのも今後なかなかないと思いました。

通常よりも曲数は少なかったですが、最後にはスポットライト意外の通常の蛍光灯を大貫さんが明るくしてみんなで歌いましょうと
大貫さんのリードのあとに、ご住職やお坊様も含めて会場の皆さんに行き渡った「高野山真言宗宗歌」を合唱して今回のコンサートは終了しました。
譜面を見た瞬間マイナーコードだったので、いろは歌自体は明るい感じの終わり方ではなかったですが
ご住職と大貫さんと小倉さんのトークが意外にも絶妙に面白く、最後は楽しく終わりました。
大貫さんのファン以外にもお寺の縁のある年配のお客様もたくさんいらっしゃって
帰りに大貫さんのCDを買われていかれていました。
そして、お寺からはお茶と、おせんべいと羊羹をみなさんに振る舞っていただき
私も昼飯ぬきだったので、美味しく頂く事ができました。
そうした普段のライブでは絶対に見る事ができないなんというか温かさというか
手作り感のあるコンサートに行く事ができ、本当に良かったです。

帰りもまた6時間近くかけてかえりましたが
なんと羽田から飛行機でこられている方もいらっしゃったようで、驚きました。
この機会を作ってくださったすべての方に感謝したいと思います。