こんばんは
残暑厳しいですね。
そんな中日曜日に開催されました、アート&アーキテクトフェスタ主催の
Architectural Workshop SHIGA 2011に参加させて頂きました。
当日は長浜港から琵琶湖汽船の客船ビアンカを利用して、
竹生島→大津港と航海しながら竹生島上での作品見学そして、船上での参加生徒さんたちによる
プレゼンテーションと、審査ならびに表彰式の順番です。
では、有無を言わさずにレポート参りましょう。
当日は天気予報ではあまりよろしくない予報でしたが、なにがなにが非常に残暑厳しい晴天となりました。
関係者様もお天気がよくて、ほっとされた事と思われます。
まず。長浜港より乗船と相成ります。
しばらくすると、聖なる島竹生島が見えて参ります。
なんと私は小学校の時の、臨海学校(うみのこ)乗船以来の竹生島です。
いったい何年ぶり??ww
30年ぶりぐらいですね。
小学生の時にみた船着き場よりもこぢんまり見えてしまったのは、私が大きくなってしまったからでしょう。
全国から集まった建築関係の気鋭の学生さん達が、合計8班に分かれて、作品制作をされました。
では、順番にご紹介です。
まず上の写真、1班のグループさん達の作品です。
頂いた資料には「参拝路」と名付けられています。
複雑に入り組んだ竹生島の通路を、新しい鳥居を設ける事により正常化するという内容でした。
講師の先生方もかなり突っ込んでらっしゃいましたが、もう少し周囲との浸透性を計られていると、私も素直に
こちらの中に入ったのですが、まるで入ってはだめみたいな違和感がありましたので、入りませんでした。
船上での先生方の突っ込みは聴いていると、流石だなと素人ながらに納得せざるをえません。
次、2班のみなさんの作品、「thread in tension」です。
私が面白いなと感じたのは、木材が黒く焼かれていた事の土着性とテンセグリティーがもたらす緊張感の融合でした。
今回のワークショップのテーマ「竹生島周辺のサスティナブルな環境」云々てな感じでしたので
生徒さん達の作品の中には、琵琶湖の環境問題のメッセージも盛り込まないといけません。
今回、私が想像していたのは、建築以外にも、もっとアート作品があるかと思ったのですが
あくまでも建築企画だったために、全ての作品はどちらかというとアートよりも
あくまでも建築のルール従った、一見前衛的に見えちゃうけれども、建築の手法や
マテリアルの特性・そして、立地の選択等、非常に建築寄りの内容でした。
と言う事で、こちらの作品は私的にかなり不思議な感じのする作品で、先生方からも人気があった作品の1つでした。
講師の先生もおっしゃっていましたが、渡り廊下の格子越しにみえる、独特の浮遊感も私的にアート寄りで好きですww。
こちらの作品は第2位の受賞でした。おめでとうございます。
次。
こちらの作品は第3班の生徒さん達の作品です。
「The Eden Project」と言う作品です。
上記と同じようなテンセグリティーの手法ですが、こちらはそれらの集合体で規模も大きいです。
こちらの素材は、竹素材をりようしているそうで、
竹生島の主に鳥害となっている、森の部分に幕をはってしまって、木々を守りましょうという感じでした。
実は川鵜の被害には、長浜市も頭を悩ませており
前川島市長の時にも、(地元に縁でもあるのか)今津の自衛隊に頼んで周辺で訓練してもらいましょうとか、いろいろと施策が講じられてきました。
ハト対策でありがちな、テープ状のものを木に吊す事も実験された過去もありました。
今回いろんな生徒さん達の、環境保護的なアプローチも、こうした幕を張るとか、人口コロニーを作るとか
想像力が溢れる発想がたくさんありました。
こちらの班は第4位でしたおめでとうございます。
次。
第4班さんの作品です。「矩形の木陰」と名付けられた作品です。
矩形(スクエア)の木陰だそうですが、非常に丁寧に制作されていました。
矩形と聞くと、私はデジタルなイメージがあります。
竹素材でこうした男性的で機械的な空間を生み出した感じは、個人的にタイトルと絡めて好きな方です。
天井をシェル状にした事で、これがもしふつうに真四角の建物だったら、非常に漫然な感じになると思いますし。
スクエアで男性的な中にも、動きをもった感じがしました。
写真の入り口がちょっと入りにくかったのが個人的に、反バリアフリーな感じがしてしまい
腰痛持ちの私は、心の中で辛いと呟きましたww
まあ、そんな素人のつぶやきはどうでもよくて、中に入ると、竹を丁寧に編んだ壁が空間を囲んでいました。
天井は竹を編み込んだシェル状の網が壁のVにそっていました。
これは制作大変だったと思いました。
アプローチ的には、真隣に存在している樹齢400年のモチの木の下の空間を、延長するという事でした。
これも、着眼点も面白いなと感じました。
私的には、もう少し環境保護的な解釈が盛り込まれていると、さらに良かったと感じました。
こちらは堂々の最優秀賞となりました。おめでとうございます。
と言う事で全8班のうちの全班の4班さん分の個人的素人的なご紹介でした。
次回に続く・・・・。
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