こんばんは
また台風がやってきているようです。
災害にはくれぐれも注意しましょう。
と言う事で少し間が空きましたが、前回のArchitectural Workshop SHIGA 2011の続きです。
上の写真が5班さんの作品で、「フレームの向こう側」と言うタイトルです。
長い階段の途中の休憩所を作ると言う内容の作品です。
こちらの作品は残念ながら賞を受賞する事はありませんでした。
先生方の評価も、作品自体が中途半端な感じのようなコメントが多かった記憶がします。
窓を作っているけれども、竹との隙間が空きすぎていて、窓の意味が無くなってしまっている云々・・・。
難しいですよね。こういうのは。
次、6班さんの作品です。
「祈る場」と言うテーマの作品です。
個人的に好きでしたが、立地条件を酷評されていました。
たしかにこれが立地されていた場所というのは、お寺の真ん前だったので、写真の構図に入ったときに
微妙な感じに見受けられます。
この辺のセンスも審査の対象に当然入っているらしく、そのほか、葦のダイナミックさが実際の葦と比べて弱い云々・・・。
ただ、プレゼンでの発表の「環境」と言うテーマだけを取ると
「風の人」「土の人」と言う言葉がありますが、
彼らのプレゼンの内容は一番環境的なアプローチがつよかったように思います。
地元で暮らしている私なんかは、一番彼らの「本当は表現したかった事」が土の人っぽく感じられました。
ただ、少しデザインが土着過ぎてセンスが足りなかったのかもしれません。
土着な事とセンスの融合も大切なんだなと感じましたが
こちらの作品は3位入賞だったと思います。おめでとうございます。
なんせ全てマテリアルが葦のみで作られていて、これだけの葦を一番高い所まで運んだだけでも相当なご苦労があったと思います。
次第7班さんの作品
「MAKE A START」と名付けられた作品です。
こちらの作品は見た目的に好きです。
竹と葦の2つのマテリアルがこういった感じで植え込まれているのが個人的に、生け花の世界に通じる感じで
なんとなく好きでした。
こちらの立地は竹生島の東側斜面通路にあり、東を見ると、伊吹山が見える絶好のポジションでした。
ただ、生徒さんに「あの山は伊吹山で、ここは景色が最高ですね。」と話すと
伊吹山自体の名称すらご存じなかったようで、この辺が少し風の人らしさを感じてしまう部分で個人的に残念でした。
1週間で県外などから来た方に、琵琶湖周辺の色んな環境の事や風土の事を根掘り葉掘り突っ込むのもなんですが
伊吹山の存在ぐらいは、知っておいてほしかたですね。
次は最後です。
第8班さんの作品「陰を創る」です。
観音様の手前に空中に貼られた作品です。
これは私も当初は微妙な感じで、審査員の先生のコメントもそんな感じでしたが
あとから非常に女性的な感じがして、スルメのように後になって、結構好きになった作品です。
と言う事で、きっちりと全部の作品に目を通して、竹生島を離れ船上でのプレゼンと審査を聞きながら
帰港地の大津港を目指します。
今回初めてこのようなイベントに参加させてもらいましたが
感想は「若いって素晴らしい」と感じました。
皆さん真剣に作品作りや、テーマなどの解釈を若いながらにも考えて、しかもこの階段だらけの島での
設置作業まで、残暑の中一生懸命に取り組まれたのが、ギンギンと伝わってきました。
みなさんの将来がきっと頼もしい将来になる事を期待しています。
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