こんばんは
先日うちの猫がだいぶ調子悪いと書きましたが
とうとう本日18年にも及ぶ猫の一生を終えました。
今から18年前数匹で自宅で産まれた中の1匹です。
現在に至るまで、途中で病気で死んでいった猫もいましたが
先日まで兄弟で2匹残ったうちの1匹、一番肥っていたばんちゃんが
亡くなりました。
今から18年前私は何をしていたんだろう。
丁度東京に上京していた時期で、子猫の時は殆どうちの家族と妹が見ていた感じです。
18年の間に世の中もいろいろ変わりました。
良くなったのか悪くなったのかそれは人によっても感じ方が違うと思いますが
そんな人間の世知辛い世の中を横目にしながら、猫たちはいつも猫らしく暮らしていました。
一番変化したのは多分私の心のような気がします。
何というか、鈍感になったというか
割り切ってしまうずるさを覚えたというか。
今日いつも猫の埋葬をお願いしているお寺に夜運ぶまで、私たちのそばにいさせてあげました。
今日は仕事だったので、仕事帰りの途中にある花屋に立ち寄り
花を買ってきました。
自宅に帰ったら、うちの母も買ってきた花を添えて写真の様にばんちゃんを寝かせてあげていました。
私の選んだ花は白い花とピンクのカーネーションです。
すこしでも華やかになるように、摘んでもらいました。
いつもお世話になっている、お寺のご住職が本日遅くしか帰ってこられないのですが
快く応対して頂きました。
箱の中にばんちゃんと一番相性のいい、まうちゃんぱうちゃんが写っている写真を入れてあげました。
他にも、父が元気だった頃、いつもばんちゃんは父の部屋で囲まれていたので
現在入院中で帰ることが出来ない父と一緒に写っている写真も、そっと入れてあげました。
ご住職にお経を読んでもらい、さいごバイバイとばんちゃんに伝えて、私と母はお寺を後にしました。
ばんちゃんは別名デブと言われているほど肥満猫で、一時はこれぐらい肥っていました。
非常に頭の良い猫で、自分でドアを開けたり、人間の気持ちを察することが得意な猫でした。
何匹も猫を飼っていますが、本当に1人一人性格が違いますが
ばんちゃんはとても人なつこく、賢い猫でした。
とても温和な顔で、ガンになるまでは、本当に元気で家族にもいつもなついてくれてました。
ばんちゃんは他の猫にもとても優しくて、とくに一番最後に拾われてきた
まうちゃんぱうちゃんとはいつも仲良くしていました。
ばんちゃんのまだ少し元気だった頃の写真です。
少し痩せてきてましたが、今から思うと身体が痛かったのか
よく大きな声で鳴いていることもありました。
ほんとうによく今まで辛かったのを我慢して猫の一生を全うしたと思います。
見ていて本当に安楽死させた方がいいぐらいに最後やせ細ってしまいましたが
それでも、昨夜私がばんちゃんの顔に私の顔を近づけると
にゃーにゃーと答えてくれるように鳴いて、ぐったりとした身体を動かして、私のそばに少しでも寄ろうと
身体を動かしてました。
最後口からも出血して、鳴き声もなにか私に話しかけていたのかもしれません。
辛そうだったので、寝てればいいよと私も耳元で話しました。
今でもまだ最後力を振り絞って私に向かって鳴いていた昨夜の姿が頭から離れません。
私が椎間板ヘルニアで東京から帰省して、その後二年ほど寝たきりの生活をしていたとき
気が狂いそうで、そんな時にも、猫は私の気持ちをほぐしてくれる大切な存在でした。
今は元気に暮らしていますが、あのとき猫がいなかったら、もっと気持ちがどん底に陥っていたかもしれないです。
ほんとうに長い間家族を和ませてくれてありがとう。
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